1人美容室が失敗しないために理解しておくべきこと

2022/3/25

担当 / 取締役 佐々木 誠 

   

 

令和元年に25万4422店舗となり過去最高を更新した美容室ですが、1年で閉店する店舗が6割を越え、3年で見ると9割と言われています。 現在1~2人美容室が圧倒的に多く単店経営をされる方の9割は個人事業主です。
経営の二極化が進む今、「1人美容室で勝ち残るためには何が必要か?」をテーマに失敗しないためのポイントを解説します。

目次------------
(1) 1人美容室経営の落とし穴
(2) うまくいっていない美容室の傾向とは?
(3) 美容室が廃業する理由
(4) 経営者として必要な力
(5) 客観的視点がお店を劇的に変える
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(1)1人美容室経営の落とし穴

まず頭に入れておかなければいけないのが、美容室の数は年々増え続けているということ。

ライバル店が増えているということは、競争が激しい中で戦わなければいけないのは想像に難くないと思います。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/36-19a.html

大概の人は、独立前に勤めていた美容室での基準で物事を判断しがちです。もちろん今までの経験からわかることもたくさんあるでしょう。

しかし大きく違う点は、「自分以外の従業員がいた」という事実です。

オーナーとは違う視点で働いていたわけですから、経営に関しては独立されてから学ぶ人も多いのではないでしょうか?

そしてもう一つの落とし穴は例えば、以前に勤めていた美容室で誰よりも一番売上げていたから「自分が独立したらこれくらいは売上げられるだろう」という過信

確かに自信が無いと独立できないというのもありますから、自信を持つことは間違いではありません。
しかし過信は禁物。

以前の職場に近い場所に開業するのであれば(あまり前のお店のオーナーは良く思いませんが…)、自分に付いてくれていたお客様が来てくれるというのを期待してしまいます。しかしリピートする人はその中の一部になってしまうことがあります。

ご祝儀的に来てくれる人が一定数いるということを理解しなければいけません。

何で集客をするかをしっかり考えて準備をすることが必要なのです。

 

(2)うまくいっていない美容室の傾向とは?

独立をする理由はそれぞれにあるかと思いますが、ネガティブな理由で独立する人が意外と多いのです。

「今のお店の人が嫌だから…」
「今のお店はダサいから、お洒落なお店を作ったら流行りそう」
「年齢的にも独立した方が良いかな…」

などなど、何となく思いつきや目的も無く独立してしまう人も多いのが現状です。

その状態で独立するわけですから、これだけ増えた美容室の競争社会の中で勝ち残るのは容易ではありません。1年を待たずして閉業されるお店が多いのも納得ですよね。

大切なのは「想い」と「目的」と「目指すべきゴール」をしっかりと設定して独立することです。

ゴールが見えない状態で走り続けるのはどこに向かうかもどれだけ時間が掛かるかもわからないので、精神的にも肉体的にも辛いですよね。

既に開業されているけど思った通りにお店が経営できていない場合は、この原点に立ち返ることをおすすめします。

(3)美容室が廃業する理由

昨年はコロナの影響もあり美容室の倒産もニュースになるなど厳しい状況でした。

(参考記事)

ではなぜ廃業の危機を迎えてしまうのか?このポイントを整理してみたいと思います。

1.集客対策が不十分だった

新規オープンという目新しさでお客様が来てくれていたことに安心してしまっていたり、お客様が口コミを拡げてくれるという根拠の無い思い込みがあったり、予約サイトに掲載していれば来てくれるという過信などなど。

「うちのウリはこれで、しっかり集客する」というものが定まっていないためにたくさんある競合他店との差別化ができていなかったというのはよくある話です。

ポイントはそのウリは他のお店にはないものなのか?

 

2.集客のために無理な価格設定で客単価が上がらなかった

たくさんお客様を集めようと「価格」で差別化を図ろうとした結果、「価格」目当てのお客様が増え、回転数を上げなければ売上が上がらないというスパイラルに自ら誘導。これにより客単価を上げられず、こなすだけのお店になってしまった。

そもそも1人美容室では1日に受けられるお客様の数には限界があります。

複数名で営業しているお店ではないため、戦略ミスであることは一目瞭然です。

 

3.リピートしてもらうための対策が打たれていなかった

仮に2の集客がうまくいって一定期間お客様に大勢ご来店頂けるお店になったとしても、1人のお客様に満足して頂くための時間とサービスは限られています。気がついた時には良いお客様が離れていることが往々にしてあります。

また、美容室では一定数失客する自然減というものもあります。

こうした美容室運営のやり方も改善しなければいけないポイントですが、見落としがちなのが「美容師としての技術力」です。

お客様の立場で少し考えてみましょう。

「お洒落で綺麗なお店で良いところだな」
「スタイリストの人もセンスありそう」
「価格も安くて良心的」

ここまでは良いですね。
ただ、

リピートしない理由でよくあるのが「仕上がりに満足していない」というもの

お客様の悩みを素早くキャッチし、どうすればその悩みが解決できるのかを適切に提案することができ、かつその望みを叶えるための技術力を要しているというのが必要となるのです。

誰でもそうですが、得意なことは自信があるのでやります。しかし得意なことだけで解決できるわけではありません。

どの様なニーズにも対応できるだけの技術を身につける努力は、むしろ独立してからの方が求められるのかも知れませんね。

 

4.安定するまでの運転資金を想定せず無計画で開業した

開業する上で事業計画を立てるとは思いますが、もちろんすべてが計画通りにいくとは限りません。実際に経営してみると出入りの激しい状況に遭遇することは多々あります。

オーナーとなるわけですから自らしっかり管理をしなければいけません

最初に行った計画をもとに資金を調達し、お店をオープンしたら毎月の返済や仕入、経費などの支出は待ってくれませんので売上計画とのズレを少なくするために日々奮闘。

ここでよくあるのがこの固定費と変動費、季節要因等を考慮したはずの資金計画がオープンしてから不十分だったということです。

かと言って、誰に相談したら良いのか…? こういう時に相談できる人を確保しておくことはオーナーとして必要なことでもあります。

 

(4)経営者として必要な力

経営者になるわけですから、リスクを最小限に抑えることは鉄則です。そのために初期投資をできる限り抑えて、小さな規模から始めるのがより良いでしょう。

つまり経営的視点をきちんと持たなければいけません。

スタイリストとしての技術力はあっても数字面での強さを持ち合わせている人はそれほど多くはありません。「お店の課題を数字から読み解く力」を身につける必要があるのです。

これは難しく聞こえるかも知れませんが、実は難しい計算ができなければいけないというようなものではないのです。

基本的に売上を上げるための方程式に当てはめて考えた時に、「この数字が低いということはここを上げれば売上が改善される」といったポイントを見抜く力なのです。

これだけで的を得た対策が打てるようになるので、闇雲に行動するよりも遥かに最短で結果が出せるようになります。 オーナーであれば是非とも身につけていた方が良い必須知識です。

(5)客観的視点がお店を劇的に変える

1人美容室だと相談するにもどこに誰にしたら良いものかわからない方も多いと思います。

税理士さんなどの士業の方や場合によっては商工会議所に相談ということをされているオーナーさんもいらっしゃるのではないでしょうか?

お友達の美容室オーナーさんに相談などもありますよね。

ただ、コストを抑えるだけではお店は上手くいきません

どの様にして生産性を上げていくのかを理解し実践したお店が、しっかりと売上を上げて安定した黒字経営ができるようになるのです。

「1人美容室だからこれが限界だろう」となっているオーナーさんは意外と多いと思います。

しかし、その基準はどこから来るものでしょうか?

前にいたお店の実績から?
ディーラーさんから聞いた情報から?
それとも諦め?

大切なのは正しい情報・実績に基づいた情報を取捨選択すること。そしてそのために困った時に頼れる信頼できるサポーターを確保しておくことが重要です。

客観的視点に立ってお店の経営にアドバイスをくれたり、必要な情報や解決策を提示して一緒にお店を盛り上げてくれる外部の従業員のような存在です。

優れた経営者は常に周りにそういう人財を確保しています。

冒頭にお伝えした通り、1~2人美容室が大半です。

つまり日本の美容業界を元気にするのはそういうサロンさんたちなのです。

我々レボルでは美容室で起こる問題を解決するために様々な取組みを行なっております。オーナーさんのお悩みを解決するために無料で各種セミナーも毎月開催しています。

集客のためのセミナー単価アップするためのセミナー、リピートさせるためのセミナーなどのスポットで解説するものから、経営者としての身につけておくべき力に関するセミナーなどきっとお役に立てるであろう情報を取り揃えております。

 

レボルは薬剤メーカーでありながら直営の美容室を全国に10店舗、人頭で技術が学べるトレーニングセンターを持った少し変わったメーカーです。

美容室の売上を上げるために薬剤はツールでしかありません。薬剤メーカーがする発言ではないかも知れませんが、これは事実です。

大切なのはどうやってお客様に喜んでもらえるサービスを最高のクオリティーを持って提供するかということ。

そのために必要な情報はできる限り無償で提供しております。

ぜひ皆さんの‟変わる“きっかけが提供できればと考えています。
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