医療向けウィッグの重要性|直営サロンで医療向けウィッグを販売する理由

 

医療向けウィッグの重要性|直営サロンで医療向けウィッグを販売する理由

2022/8/4

担当 / 店舗運営部 GM  外越雄喜

   

 

現在、日本人女性の約2人に1人、男性の約3人に1人がガンになるリスクがあると言われています。そして、多くの人が抗がん剤治療を受けています。

抗がん剤治療により脱毛に悩む方も非常に多いのです。

女性にとって髪は非常に大切なもの。

今回の記事では、治療によるヘアロスと医療向けウィッグについてご紹介します。
医療向けウィッグではない、オーダーメイドウィッグ(プリオーブ)についても簡単にお伝えします。

目次------------
(1) 美容室でウィッグ(プリオーブ)を扱うようになった理由
(2) なぜ医療向けウィッグを扱うのか
(3) 医療向けウィッグ(メディフィール)のメリット
(4) お客様の声
(5) まとめ
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(1)美容室でウィッグ(プリオーブ)を扱うようになった理由

レボル直営店で部分ウィッグを取り扱うようになったのは2017年9月でした。スタートしてわずか数年間で合計125体を販売しています。

結果的に実績が上がったのですが、開始当初は美容室でウィッグを販売することに対して現場スタッフから反対の声も上がっていました。

その理由は次のようなものだったのです。

・お客様の来店頻度が長くなるのでは?
・自分で髪を染めるお客様が増えるのでは?
・頭皮を大切にしているのに、ウィッグを付けることで頭皮に負担がかかるのでは?
・スタッフがウィッグに興味が無い

しかし、私は逆に扱うべきだと考えていました。

そう思っていた理由は、
➀新規集客ができるのではないか
➁髪の毛が細くなって悩んでいるお客さまがいる

美容室を経営しているのですから、もちろんお店の利益の事も考えて販売したいと思っていました。

実際に販売を開始すると「使いたい」と言ってくださるお客様がかなり多くいらっしゃって、少し驚いたのを覚えています。それくらい悩んでいるお客様が多いということなのです。

それまでレボルの直営店では、O3Dという『頭皮筋トレ』をお勧めしていました。

頭皮からしっかりとした毛髪を生やすことで、髪の元からケアし自分の力で毛髪を増やしていきましょうというコンセプトです。

しかし、これには1つデメリットがありました。

筋トレでは「時間がかかってしまう」

ということです。

我々美容師は、良いと思うことをお客様に提案しています。

少しでもお客様の為になりたいと考えて筋トレを施術していましたが、お客様にとってはもっと早く解決したいという想いが強いようでした。

これらのことを考え、改めて悩んでいるお客様に少しでも寄り添えればと思いウィッグの販売を決めました。

その結果として、多くのお客様に喜んでご利用頂けていると思います。

プリオーブについては、こちらのページも参考にしてください。

 

(2)なぜ医療向けウィッグを扱うのか

前述した通り、日本人女性の約2人に1人、男性の約3人に1人が何かしらのがんリスクを持っています。

1日に29万7,800人が抗がん剤治療を受けていたというデータもあります。これは15年近く前のデータなので、今ではもう少し増えているかもしれません。

(出典:厚生労働省 審議会・研究会等

身近な人では私の母親も数年前に肺がんになりました。その時は早期発見だったので今では、元気に生活しています。

それ以前には、事務の方がガンを患って抗がん剤治療を受けていましたが、その方はフルウィッグを着けておられました。当時はレボルで取り扱ってなかったので個人的に探し購入していたのだと思います。

レボルの先代社長である橋口も肺がんで抗がん剤治療を受けていました。最初は軽いものでしたがだんだんときつくなり、最後には毛髪は無くなり65歳で亡くなりました。

橋口社長(当時)の髪の毛はカットする度にハサミが切れなくなるのでは?と思うほど剛毛で多毛でしたが、治療により無くなってしまったのです。

いつも来てくださるお客様が髪を失うショックを少しでも和らげられればと思い、医療向けウィッグの取り扱いを開始しています。

(3)医療向けウィッグ(メディフィール)のメリット

医療向けウィッグの導入提案をはじめて聞いた際、私自身は3つのことを心配していました。

➀金額
➁髪質
➂セッティング

しかし、この①〜③に対して「メディフィール」は全く心配なく、自信をもって提供しています。

➀金額

一般的な医療用ウィッグは、フルウィッグです。レボルで取り扱っているメディフィールもフルウィッグ。

金額は、安いものであれば1万~2万円位で購入できますが質があまり良くありません。高くて良質なものは10万円以上にもなります。

一方、レボルで取り扱っている医療向けウィッグは販売ではなくレンタルでご提供しています(5か月で26,000円)。5ヶ月経って、不要であれば返却して頂けばそれ以上の金額は必要ありません。

もし長期治療で必要なら5か月後に追加の26,000円のお支払いで買い取りが可能です。

金額的負担ができるだけ少なくなるよう考えました。

 

➁髪質

髪質というのは、ウィッグの髪質のことです。

ウィッグは人毛や人工毛などで作られています。商品によりどれを使っているかは異なるのですが、人毛はかなり高く50万円以上することもあります。

レボルでは人工毛を利用。弊社のオーダーメイドウィッグ(プリオーブ)にも使用している人工毛で、より人毛に近い毛質です。

このため、着けて頂いても自然な雰囲気を出すことができます

 

➂セッティング

メディフィールのセッティングはかなり簡単で、ピン止めも不使用です。

頭部にネットをかぶって頂きその上から帽子をかぶるような感覚で装着すれば終了。

お客さまもご自身で簡単に装着できます。

 

(4)お客様の声

個人的に2人のお客様から感想を伺いました。おひとりの方のお声を紹介します。

 こんなに親身に話を聞いてくれるとは思っていなかった。
 勇気を出して来てみてよかった。
 (病気が)良くなったらお店に来ますね!紹介もしますね!

今回お話を伺ったお2人共おっしゃっていましたが、相談できるのは病院の看護師さんや先生だけだそうです。

家族は病気やウィッグに関しての知識がないので相談できないとのことでした。確かに専門知識なので一般の方にはわからない事も多いかと思います。

美容師は医者では無いですが、日ごろからお客様とは色々な会話をしています。医療の知識はあまりありませんが、聞き手としては超一流。

ウィッグに関する相談はもちろん、お客様の立場に立って聞く事や励ますことなどができます。

 

医療向けウィッグについて、さらに詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

 

(5)まとめ

レボルでは元々、髪が細くなってきた方のためにオーダーメイドの部分ウィッグ販売を開始しました。

しかし、今やがんになる可能性が非常に高いと言われる現代。治療により髪を失う辛さを経験する方も身近で見てきました。お客様の中にも今後増える可能性があります。

その方の選択肢を増やすためにも、医療向けウィッグのレンタルを行うことを決めました。

レボルの経営理念には
お客様に感謝し感謝される人になる
というものがあります。

いつも来てくださるお客様に感謝し、できる限りの貢献ができれば良いなと考えています。

医療向けウィッグの取り扱いや、商品に関するお問い合わせはLINE公式またはお問い合わせフォームにてご連絡ください。

レボルLINE公式

 

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