10年後、伝統的な「美容ディーラー」という存在が変わるかもしれない

 

美容ディーラーは10年後なくなる?

2023/10/04

担当 /マーケティング部

   マーケティング担当者

「美容ディーラー」という概念は10年後には変わっているかもしれません。
今日の美容業界におけるディーラーの役割や存在意義が、近未来にどのように変わるのかを考察します。
そして、その変革の中で必要となる新しいスキルや戦略についても触れていきます。

目次——————————-

1. はじめに
2.テクノロジーの進化と美容ディーラー
3. 美容室の情報収集とコミュニケーションの変化
4. 10年後の美容ディーラーの姿
5.デジタル時代の美容ディーラーにおける新たな役割と必須スキル
6.美容業界の変革パートナーシップでWIN-WINを目指して
7. まとめ



(1)はじめに

美容営を運営するにあたって、欠かせない美容商材があります。
その商材の調達方法には主に3つの選択肢が考えられます。

1.メーカーとの取引
2.美容ディーラーとの取引
3.美容卸し問屋(商材通販サイト)を通しての取引

この中でも、特に多くのサロンが信頼して利用しているのが美容ディーラーです。
美容ディーラーとは、美容製品やサービスを提供する専門家や店舗を指し、美容院やエステサロン、ネイルサロンなどがこれに該当します。
ただ商品を提供するだけではなく、新商品が登場すれば美容師さんに研修を行ったり、営業活動を行い、商品の発送なども担当します。

一昔前の美容室では、最新の美容情報は美容ディーラーから教えてもらうことがほとんどでした。
しかし、近年のテクノロジーの進化や消費者の行動の変化により、美容ディーラーの役割や存在意義が大きく変わりつつあります。お客様に心から信頼される商品を提供するためには、まずサロン自体が信頼できるディーラーとの取引を築くことが不可欠です。


(2)テクノロジーの進化と美容ディーラー

近年のテクノロジーの進化は目覚ましいものがあり、特にAR・VR技術の進化は、美容業界にも大きな影響を与えています。
例えば、AR技術を活用したアプリでは、ユーザーが自分の顔に仮想的にメイクを施すことができ、実際に製品を購入する前にその効果を確認することができます。
これにより、美容ディーラーが提供していた「試す」機能がデジタル化され、消費者の購買行動が変化しています。

自分の顔に仮想的にメイクを施すアプリ


2020年アマゾンジャパン(本社:東京)は、法人・個人事業主向けEコマース「Amazonビジネス」美容業界に特化した新しい取り組みとしてプロフェッショナル・ビューティーストアという、業務用サロン専売品を販売する美容室ディーラー業に参入しました。
これにより購入活動のデジタル化により、業務の効率化やコスト削減が実現可能になる反面、Amazonのプラットフォーム上では、多くの美容ディーラーが同じ商品を提供する可能性があり、価格競争や営業戦略が激化する恐れがあります。

また、ネット販売の普及により、営業活動の範囲が拡大し、店舗を訪れる時間を省略し、自宅や店舗から美容製品を取引することができるようになりました。これにより、伝統的な美容ディーラーの役割が減少してきています。

店舗を訪れる美容ディーラー

(3)美容室の情報収集とコミュニケーションの変化

インターネットの普及により、美容室従事者は情報を手に入れるのが非常に簡単になりました。時間をかけずに美容商材やサービスに関する情報は、オンライン上で簡単にアクセスできるようになり、美容師は自分自身で情報を収集し、美容室に合った製品やサービスを選ぶことができるようになりました。

オンライン上で美容商材を購入する美容師

また、SNSやコミュニティの普及により、美容師同士の情報共有が活発になり、口コミ情報が購買行動に大きな影響を与えるようになりました。これにより、美容ディーラーは取引先美容室とのコミュニケーションをより一層強化し、信頼関係を築くことが求められるようになりました。

(4)10年後の美容ディーラーの姿

これらの変化を踏まえると、10年後の美容ディーラーは、物理的な店舗とオンラインの融合を図った新しい形態を持つ可能性が高いです。
例えば、オンラインでのカウンセリングやアドバイスを提供し、実際の施術や製品の提供は店舗で行うといった形態が考えられます。

美容ディーラーとしての役割や提供する価値は進化し続ける

また、デジタル技術を活用した新しいサービスや製品の提供が求められるでしょう。
例えば、AI技術を活用して、消費者の肌の状態や好みを分析し、最適な製品やサービスを提案するといったサービスが考えられます。
美容ディーラーという仕事がなくなるか、残り続けるかという事について考えると、美容ディーラーの役割は今後も継続して存在すると考えられます。
しかし、その形態や業務内容は変化し、進化していくでしょう。
その理由は、時代の変化や技術の進展により、多くの業界が変革を迎えている中、その専門的な知識や人間の対人スキルを活かしたサービスが求められるため、完全に消滅することは考えにくいと思います。
一方で、取引先のニーズの変化、オンライン販売の普及、新しい製品や技術の出現など、多岐にわたる要因に対応するため、美容ディーラーとしての役割や提供する価値は進化し続けることが予想されます。従って、美容ディーラーという職種は、形を変えながらも進化し、今後もその存在価値を維持していくと考えられます。


(5)デジタル時代の美容ディーラーにおける新たな役割と必須スキル

美容業界は、テクノロジーの進化と取引先の行動変化により、急速に変化しています。
特に、オンライン技術の普及により、美容ディーラーの役割や求められるスキルが大きく変わってきています。これからの美容ディーラーが成功するためには、どのようなスキルや役割が必要なのでしょうか。

  1. デジタルコミュニケーションのスキル
    オンライン上でのコミュニケーションは、これからの美容ディーラーにとっての基本となります。取引先や販売網とのリアルタイムなコミュニケーション能力や、SNSを活用した情報発信のスキルは、新しい顧客を獲得するための鍵となります。
  2. オンラインマーケティングの知識
    オンライン上での集客や販売が主流となる中、デジタルマーケティングの知識は必須となります。SEOやSEM、SNSマーケティングなど、オンラインでの集客方法を熟知することが求められます。
  3. バーチャル技術の活用
    ARやVRなどのバーチャル技術を活用したサービス提供は、これからの美容ディーラーの新たな役割となります。顧客がオンライン上でリアルな美容体験をするための技術を取り入れることで、競争優位性を築くことができます。
  4. 顧客データの分析能力
    オンライン技術の普及により、顧客の行動や嗜好に関するデータが容易に収集できるようになりました。このデータを分析し、サービス提供やマーケティング戦略に活用する能力は、これからの美容ディーラーにとっての重要な役割となります。
    これからの美容ディーラーは、従来の技術や知識だけでなく、デジタル技術を活用した新しいスキルや役割を持つことが求められます。デジタル時代に適応し、新しい価値を提供することで、成功を収めることができるでしょう。
美容ディーラーに求められる新たな役割と必須スキル

デジタル時代において、美容ディーラーは単なる商品の仲介者ではなく、テクノロジーを駆使した情報提供者や顧客体験の向上者としての役割を果たす必要があります。そのため、上記のスキルを習得し、時代の変化に柔軟に対応することが、今後の成功の鍵となるでしょう。


(6)美容業界の変革パートナーシップでWIN-WINを目指して

美容業界は飽和状態で競争も激化する一方です。先にお伝えしたように、美容ディーラーの役割も大きく変わりつつあります。多くの課題や変化に直面する中で、一度にあれもこれもと手を広げるのは難しいかもしれません。
しかし、一歩ずつ進んでいくために「何をすべきか」の答えを「レボル」は持ち合わせているからこそ美容ディーラーと共に新たな時代を切り開くパートナーとして、WIN-WINの関係を築いています。

  1. サロンの真のパートナーとして
    レボルは、サロンを力強くサポートする「活力源」として、美容ディーラー様と共にWIN-WINの関係を追求します。私たちは、商品の提供だけでなく、サロンの売上、人材育成、教育、そして多岐にわたる課題を真心でサポートする真のパートナーを目指しています。その背景には、レボルの美容薬剤メーカーとしての豊富な実績と、実際の美容室経営の経験があります。これらの知識と実践力が、サロンとの信頼関係を一層深化させる確かな力となっています。
  2. 差別化できる商品とノウハウの提供
    レボルは、40 代以上の女性をメインとした商品開発を行っており、オゾンを使用したパーマや頭皮と髪への負担を軽減したヘアカラー剤、頭皮やダメージに最適なシャンプー、コンディショナー などの独自の商品を提供しています。これにより、美容ディーラーは価格競争に巻き込まれることなく、差別化された商品を提供することができます。例えば、オゾンを使用するパーマは独自技術を活用して、髪のダメージを最小限に抑えながら、持続性のあるパーマを実現します。
  3. 効率的な業務サポート
    レボルの「直送システム」により、ディーラー様は在庫を抱えることなく、効率的に商品をサロンに提供することができます。これにより、時間を有効に活用し、新規顧客の開拓やVIP顧客への商談に集中することができ、売上向上の機会を創出できます。
  4. 実践的な経営ノウハウと教育施設の提供
    レボルが直営・FC 店舗を全国で 11 店舗運営している実績は、美容ディーラーにとって大きな強みとなります。美容室の売上、人材、教育、そして様々な悩みを机上論ではなく、実際の経営から得た知識と経験でサポートします。


(7)まとめ

美容は景気に左右されにくいと言われている業界ですが、10年後の美容ディーラーはなくなりはしないまでも現在とは異なる形態を持つ可能性が高いです。
その変化の背後には、消費者のニーズやテクノロジーの進化が大きく影響しています。
しかしこの変革の中で、待遇が現在良くない美容ディーラーは、今後より良い待遇を目指して進化していくしかありません。それは、今後の働き方や年収や給料面でより良い環境を提供する新しい会社が増えてくることを意味します。
そして、業界の競争が厳しさを増す中、良くなっていく会社のみが生き残れる時代となるでしょう。

このような変革の中で、美容ディーラーとして新たな役割やスキルを持つことが、次の10年での成功の鍵となります。その成功をサポートし、美容ディーラーの皆様と共に新しい時代を築いていくのがレボルの役割となります。
新しい時代の変化に柔軟に対応し、業界をリードする存在としての役割を果たすためのサポートをレボルは惜しみなく提供しています。
美容ディーラーの皆様、私たちと一緒に未来の美容業界を築いていきましょう。

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