2023/10/26
担当 / 店舗運営部 GM 外越雄喜
反対に11月は時間的にも比較的余裕が出る月でもあります。この時期に繁忙期に向けて準備をしておくことが非常に重要です。
今回は、12月に売上を最大化させるための事前準備と対策についてお伝えします。
目次------------
(1) 準備①:人材確保
(2) 準備②:次回予約とキャンペーン予約
(3) まとめ
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準備①:人材確保
売上アップを目指すのであれば新規顧客の獲得が第一ではないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、まずは店舗の人材確保を行うことも大切なのです。年末キャンペーンに向けてお客様獲得が重要ではあるのですが、対応できるスタッフが少なければ、新しいお客様に来ていただくことが難しくなります。
そうは言っても、昨今美容室ではスタッフ確保が大変難しくなっていると感じる方も多いでしょう。
今年は美容師免許取得者過去最大級にが多かったと聞きました。にもかかわらず、実は美容師になっている人はそれほど多くないのではないかと感じているのです。
その理由は、美容師以外の職種で美容師免許が必要な仕事が増えていることにあります。
美容師免許を持つ人は増えているのに、美容師人口は変わっていない。つまり、今後も美容室ではスタッフ確保が大きな課題になると考えられます。
しかし、人員は必要。そのためにすぐにできる対策としては、「免許がなくてもできる仕事」を任せられる人を集めることです。
サロンワークをスムーズにすすめるためには、とても重要な施策だと考えます。
美容師以外の人材を確保する方法
最近注目を集めている人材マッチングサービス「Timee」をご存じでしょうか。すきま時にバイトができるので、手軽で人気のシステムです。
自社直営店のプレストでは9月から実験的にレセプションを募集しました。多くの応募者があり、毎日違う方にお仕事に来ていただいています。
仕事自体はそれほど難しいものではありませんが、美容室全体の業務効率がかなり上がっています。
電話応対やお客様移動など、美容師でなくてもできる仕事をやってもらえるだけでサロンワークは効率よく回るのです。
人材の確保を工夫することで、日々の業務がスムーズに行え、繁忙期の対応力が強化されるでしょう。 同時に、美容師採用に向けて継続的に活動することも美容室存続のためには重要です。
準備②:次回予約とキャンペーン予約
年末に向けての準備でもう一つ大切なことは、12月に来ていただけるお客様を事前に確保しておくことです。
そのために、レボルでは次のようなことを行っています。
次回予約
レボルの美容室経営システムの中に次回予約というものがあります。お客様が帰られる際に次の予約を取って帰られるというものです。
直営店の平均次回予約率は70%を超えてきています。
特に12月はお客様が殺到することもあり事前予約が最も重要になってきます。プレスト川口店では、既に11月12月と2回の予約を取っているお客様もいらっしゃいます。
忙しい時に短いメニューのお客様より長いメニューのお客様を優先的に予約を取りたいと思うのは何処のサロン様も同じかと思います。
そんな時にも次回予約はとても有効です。
次回予約を効果的にとるために必要な事
お客様に次回予約について認識していただくために、次のような準備をしておくと良いでしょう。
- POPの準備
- セット面に置く小さなカレンダー
- 受付に置く大きなカレンダー
次回予約を取っておいた方が良いと知っていただくと、予約を促しやすくなります。
キャンペーン予約
年末店販キャンペーンのための準備についてお伝えします。
- 商品の知識を知る
- 自分に売る
- お客様との信頼関係
これらを行うことが必要です。
商品販売は、お店の単価アップ、お客様の満足度アップ、などお店にとってもお客様にとっても良いことだらけだと考えています。
そのことを分かっていただくためにも、お客様との信頼関係を築くことが重要なのです。
キャンペーンが始まってからお伝えするのではなく、事前にお客様との関係性を作り上げ、キャンペーンの予告を行っておくと良いでしょう。
販売できる予定が入っていれば、12月の売上が確実になります。心理的にも楽になるはずです。
キャンペーン販売は準備なしに12月にいきなり行うのではなく、10月~11月の種まきから重要になります。そのためにも予約販売が効果的です。
その他行っておくと良いこと
以下の事を心掛けるとより多くの予約販売につながります。
POPの強化
お客様が見て、欲しくなるようなPOPなどを作ってセット面に設置します。レボルの直営店では、ミラーロイドというスマートミラーを使って動画を流して購入までつなげています。
商品棚の強化
既に予約を頂いていたら、「予約済み」などの札を付けましょう。多くのお客様が予約を入れてることをアピールし、販売へ促すのが効果的です。
限定販売
数に限りがある事をしっかりと伝えるようにします。
人は、数に限りがあると購入したくなるという心理的性質を持っています。それを活用し、数量に限度があることをお知らせするのも販売を促す効果があります。
>>店販が苦手ではなくなりました!ある美容師が苦手意識を克服した方法
(3)まとめ
12月は美容室にとって売上大幅アップを目指せる月でもあり、重要視しているサロンさんも多いのではないでしょうか。
しかし、より高い売上を上げるためには、事前の準備も怠ってはいけません。
美容師の人材確保に悩まれている方も多いかもしれませんが、Timeeなどを利用して免許不要の仕事を任せることも効果的です。
12月の来客数を増やすための事前準備についても2つお伝えしました。
・次回予約を取っておく
・キャンペーンの予約販売を行う
今年を最高の売上で締めくくれるようサロンワークの効率化、来客数アップのための種まきの両面から準備を行ってください。
レボルでは、人材教育やキャンペーンの施策など、サロン運営についての事例が多くあります。
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