2020/10/04
担当 / 店舗運営部 MGR 加来 愛弓
レボルでは直営店が11店舗あり、スタッフの離職や店舗の様々な状況に合わせて、人事異動があります。頻繁にあるわけではありませんが、普通の美容室ではあまりないかもしれません。私も実際に移動する立場、今は動かす立場になり感じた事を今回は書こうと思います。 |
目次————————
(1) 人事異動の必要性
(2) 異動する・異動させる立場になって思う事
(3) ポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるか
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(1)人事異動の必要性
一般的に人事異動とは、組織のなかで人材を配置転換することです。 近年では数年ごとの人事異動を義務化する「ローテーション制度」を設けている組織も多く、入社から退職までの間に10回以上の人事異動を経験する人も少なくありません。
人事異動をした社員は、新しい環境に身を置き他の業務に携わることになります。その結果、新しい見解や技術が身について仕事の幅が広がり、成長することが期待できるのです。
また、優秀な社員を教育係として配属させたり、業績を上げたい他部署に異動させたりなど、周囲の底上げを図るといった手法も効果的です。
このような目的での人事異動は、新入社員の育成やベテラン社員の昇進・昇格などを理由に実施するケースが多いです。人事異動を上手く活用することで、社員に成長のきっかけを与えられるでしょう。
「業績がパッとしない社員が配属先の変更後に大活躍するようになった」
このような話は珍しくありません。部署が変わることで、社員が本来の実力を発揮できるようになる可能性は十分にあります。
適性のない部署で働き続けるよりも、適性のある部署で活躍してもらうほうが社員は幸せです。また、企業側も今まで気づけなかった優秀な人材を発掘できる可能性があるので、一石二鳥だといえるでしょう。
もし現在配置されている店舗で活躍が難しい社員がいる場合には、本人と相
談の上で、別の部署への配属を検討してみてもよいかもしれません。
他にも、慣れによる意欲低下の防止や不正の防止と発見など様々な目的があります。
(2)異動する・させる立場になって思う事
私も人事異動を経験しています。レボルに入社して2年半経った時に、福岡から埼玉へ。そしてその2年半後に福岡へ戻りました。
まず福岡から埼玉へ行く時はかなり大きな決断でした。全ての環境が変わるのも大きいですが、当時いた店舗がレボルシステムの軌道にのってきたタイミングでした。私の中ではこれからなのに・・・!!という思いが強かったです。
ただ当時の上司から、自分のステップアップの為と他のスタッフの成長の為にお店を出てほしいと言われ、今となってはベストのタイミングだったと思っています。
例えばもし仮にその異動の打診を断ったとして、私はその店舗に残って何ができたのか・・・それ以上にスタッフを成長させることができたのか?と思うと疑問です。ただ異動する立場としては、不安やお客様とのお別れなどマイナスなイメージもありました。
レボルシステムは、担当者だけでなくスタッフ全員のお客様という感覚なのでしっかり引き継ぎをして2年半後に戻った時は、たくさんのお客様が引き続きご来店いただいていました。
自分ではなく、育てたスタッフを異動で失う事も経験しました。当時は、相談もなくすべてが決まってからの報告で店長であっても異を唱える事はできませんでした。「スタッフやお店の成長の為」と言われればなんでもありなのかと思い、意見を言ったこともあります。
時を経て今は5店舗を見る立場になり、移動を打診する側になりました。とっても難しいです。正解がわかりません。考えに考えて、これがベストだ!!と決断しても失敗する事もあります。伝えるタイミング・順番・言い方・・・細心の注意が必要です。
(3)ポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるか
人事の話が出て、前向きにとらえられる人とそうじゃない人の差はとても大きいと思います。今回、私と同じ店舗のスタッフに異動を打診する事になりました。もっとも信頼しているスタッフの一人で、大きな戦力で、もっとも失いたくないスタッフの一人でした。
しかし、会社全体とそのスタッフ個人のステップアップの為には必要な人事異動でした。断腸の思いで決断し、本人に伝えました。自分の希望通りの人事になる事は少ないので、たいていの人に嫌な顔をされます。泣かれます・・・(笑)
しかし、このスタッフはとても前向きに受け止めてくれました。驚きはしていましたが、拒絶する事はありませんでした。もちろんできなかったのもあると思います。喜んでいないのは分かっています。でも受け入れてくれて気持ちが救われたと同時に、店舗は違っても今後もこのスタッフを全力でサポートしようと改めて思いました。
人事異動によって新しい仕事を徐々に覚えていくうちに、それまでの仕事と関連があることに気づくでしょう。同じ会社なのですから、仕事に全く関係性がないというのはありません。
そのため、その関連性に気づいた時に、異動して覚えた仕事に価値が出てきます。そして、他の人にはない、自分だけしか出来ない仕事が出来るようになっていくのです。そのため、人事異動するのは、自分の仕事にとってとてもプラスなのです。人事異動になる人の特権だと前向きに考えたいものです。
すべての事はその人の考え方・受け止め方で変わると思います。ポジティブな人にはチャンスが回ってくるし、周りに助けてくれる人もいます。そういうスタッフはやはりお客様からも愛されています。
今回の人事異動で若いスタッフがほとんどのお客様を引き継ぎました。何年も先輩が担当していたお客様を引き継ぐので、緊張もするしプレッシャーもあるでしょう。でもそうやってドキドキしながら入客する事で成長していきます。
異動になるスタッフだけでなく、周りのスタッフの成長の為の機会でもあります。この機会をチャンスと捉えられるスタッフであってほしいです。
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