コロナ禍で美容室の離職を抑えるにはどうすれば良いか 美容師の離職対策

2020/10/18

担当 / 店舗運営部 GM  外越 雄喜  

コロナウイルスの影響でスタッフの離職が問題になっていませんか?
もしくは、会社の努力不足でスタッフへ自主退社を勧めていませんか?
今日は、コロナ禍における美容室の離職問題について、考えてみたいと思います。

 
目次————————
(1)  何故美容師の離職が起きてしまうのか
(2) 離職に繋がらないように会社が行わなければならない事
(3) レボルで取り組んでいいる事例
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(1)何故美容師の離職が起きてしまうのか

 
一般的に離職の原因は、以下の通りだとインターネットに載っていました。
 

① 給与・報酬が少ないから:40.7%
② 事業や会社に不安を感じたから:31.7%
③ 労働時間が長かった:30.9%
④ 能力・実績が正当に評価されなかったから:21.1%
⑤ 人間関係が上手く行かなかったから:13.8%

 
皆さんどうでしょうか?2番と4番は、会社側が半分の問題が見られるかと思います。ただ、その他は本人の問題も大きいのではないでしょうか?
順を追って考えてみます
 

 
給与・報酬が少ない
 
都道府県によって最低賃金は決められています。会社はその金額以上に給与を設定しています。そこから先、給与アップができるかは、本人の努力だと思います。
 
事業や会社に不安
 
会社への不安は、永遠の問題だと思います。私もまだまだ勉強不足だと思います。が、ここに関しても半分は本人の問題も大きいかと思います。
 
自分から不安を取り除く行動をすべきではないでしょうか?(会社が聞く耳を持っている前提です)
 
労働時間が長かった
 
労働時間に関しては今レボルでも問題になっている所も有ります。
ただ、レボルではスタッフに8時間労働で60分の休憩を取るには、スタッフの努力も必要だと伝えています。最近は店舗ミーティングにてスタッフから19時に終わるには自分たちの気持ちが必要だと言っている店舗が有りました。感謝です。
 
正当に評価されなかった
 
能力・実績は、会社側が本人への評価が正当であれば給与に関しては、それなりに頂いているかと思います。でも、正当に評価していても納得していない給与であれば、それは本人の努力が足りないのではないでしょうか?
 
人間関係
 
人間関係に問題を抱えている人は、何処まで行っても先輩の問題も有るかと思います。が、ほとんどは、本人の問題だと思います。なぜか?環境のせいにしている人は、何処まで行っても人のせいで終わっています。
 
 
スタッフが辞めて行くことに関して経営者、マネジメントの皆さんは、どう感じていますか?
 
「なんで分かってもらえないんだ」
「もう少し我慢したらいいのに」
こんな事考えていませんか?
 
これを会社側が考えたら一生スタッフは付いて来ないです。もう一度考えてみてください。
 

 
 

(2)離職に繋がらないように会社が行わなければいけない事

 

① 離職の原因を知る
 
② 離職防止の対策を職場環境、労働条件、人間関係の視点から考える
 
③ 【対策】退職する可能性が高い従業員への接し方
 

以上の事を考える企業が多いかと思います。
でも本当にそうでしょうか?
当然以上の事を考える事は企業として当たり前だと思います。
私はプラス@が必要だと思います。
 

・会社の理念を統一する事
 
・社員とのコミュニケーションを積極的に取る事
 
・社員が会社や社長、マネージャーの事を信頼、信用してもらう事

 
以上の事がとても重要だと思います
 
ただしすでに離職を決断したスタッフに通用しません
離職を考えているスタッフに、心から寄り添うしかないかと思います。
 
初めから行動していればこんな事にならなかった!と、後悔しても時すでに遅しだと思います。
だから今できる行動を繰り返していくしかありません。
 

 
 

(3)レボルで取り組んでいる事例

 
役員、マネージャー全員でセミナーに参加
 
先月・今月で幹部全員で社外セミナーに参加してきました。とても良いセミナーでした。会社のあるべき姿、社員の前に幹部が変わらなければいけない事を学んできました。
会社としての成功は社員が幸せで有る事だと学んできました。そこまでに出来るように日々精進していきます。
 

 
スタッフとのコミュニケーションを積極的に取る
 
今私が行動している事は、スタッフとのコミュニケーションの場としては、以下のことを取り組んでいます。
・勉強会として・・・「外越塾」
・コミュニケーションの場として・・・「ダイニングキッチン外越」
 
「外越塾」とは、例えば
仕事とは?
接客とは?
コミュニケーションとは?
などの内容で、全10回コースになる講習会です。
夜19時30分から自由参加なので強制はしていませんが、必ず空いている日には参加するようにしてくださいと伝えています。
 
「ダイニングキッチン外越」とは、
先日、社長からスタッフとの食事会をしたらどうだ?と、促されて早速行いました。ただコロナ禍での最中なので、極力少人数(2−4人)を呼んで自作家庭料理をスタッフをふるまっています。講習会よりはほぼ100%参加しています。
 
チームス(Microsoft Office 365)のツールを使ったコミュニケーション
 
社員全員がITツールでつながっています。
 
各店ごと、または各係やプロジェクト事で、チームになり、グループチャットができます。実際には会えなくても、情報共有、アイデア出し、進捗確認などができるようになっています。
 
またLINEグループとは違い、会社管理で全員にアカウントを発行しているので、個々に交換しなくても相手のIDがわかります。
ですので、たとえばアシスタントがダイレクトに社長とチャットが出来たりします。スタッフ間のコミュニケーション向上に役立っています。
 
今後はさらに進化させ、スタッフ向けの情報発信をできるだけ動画にしようと考えています。
 

 
今レボルは、様々なシーンで、新しい事への取り組み・チャレンジをしています。
離職対策もそのひとつです。
また、採用についても、新しい取り組みが結果につながり始めています。理念を共有する社員、能力の高い社員、個性の強い社員をさらに多く採用していくべく行動しています。
 
 
スタッフが働きやすい環境・離職しない環境とは、会社側がどれだけスタッフに寄り添う事ができ、プラス、さらにより良くするため、創意工夫をし続ける事が重要だと思います。
 
そしてチームとして仲間として、理念を中心に様々なことを本音で話せるようになる事が重要です。コロナだろうと何であろうと会社は業績を伸ばし、社員を守らなければいけません
 
私も立場的に幹部になりました。もっとスタッフに寄り添えるようにしていきたいと思います。
 
 

◎「美容室オーナーが知っておくべきコロナウィルス関連まとめ」はこちら

 

 
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