WITHコロナの営業スタイル

作成日:2020/06/04

緊急事態宣言が解除されても、コロナの影響は長期化の様相で予断を許しません。
美容室としては、「WITHコロナ」=「コロナの危険がいつもある状態でのサロン運営」を真剣に考えて取り組んでいかなければなりません。
もうコロナ前に戻ることはありません、当たり前が変わってしまいました。
いちはやくWITHコロナに前向きに取り組んだサロンが、地域で顧客を総取りする可能性が高いです。

WITHコロナの営業スタイルのまとめ

もくじ

1. 感染予防の取り組みは、もうサロン選びのスタンダードに

緊急事態宣言の解除で、一時的に人が街に出るようになり、美容室においても4月・5月の反動で、非常に忙しくなっています。
しかし、これは一時的なことです。なぜなら

🔸もともとあったニーズの後ろ倒しであること
🔸2波のおとずれで、また自粛モードになることが大いに考えられること

レボル直営店の中には、北九州市に1店舗(プレスト志井店)あります。
北九州市は、今2波が起きており、全国版メディアでも注目されています。

一時的に危機がさったように、これから回復するように感じるサロンが多いと思いますが、いつ自分のサロンのエリアで第2波が起きるかわかりません。

お客様は担当のスタイリストに直接いうことは少ないでしょうが、

本音は💬

・美容室にはやはり行きたい、でも感染したくない
・この美容室、この美容師は感染していないだろうか
・予防をしっかりしているのか、安全なのか

そう思っています。

お客様に安心してお越しいただけるための情報発信は必須です。
美容室で取るべきコロナウィルスへの感染予防策については

スタッフとお客様の感染予防:基礎編

スタッフとお客様の感染予防:応用編

をご確認ください。

2. お客様の新たなニーズ

コロナにより、お客様のライフスタイルが変わっています。具体的には💬

・仕事がテレワークになって自宅にいる時間が増えている
・外出機会が減り、ファッションとともに、ヘアスタイルの変化、メイクの変化
・WEBミーティングが増え、自分の顔をよく見るようになり潜在意識が顕在化
・通販で日用品まで買うようなった
・子供が自宅にいることで、長時間外出できない
・高齢の家族がいて、自分がコロナ感染絶対できない

など。

その中でも美容室が考えなければいけない多数派のニーズ🍀

① 美容室には行きたいが、なるべく早く帰りたい
② 今までのように頻繁に美容室に行けない
③ 美容室の混雑状況を知りたい、密になるところに行きたくない
④ ストレスが溜まっている、リフレッシュしたい

3. WITHコロナでの美容室のピンチ

4月・5月売上が下がってしまった美容室が大半です。
さらに今後も続く美容室のピンチは💣
・早く帰りたいニーズがあり、ビッグMENUが減る、単価が下がる
・周期が伸びる
・店販商品をネットで買われてしまう
・夕方以降の予約が入りづらい
・収入が減ってしまった方も多く、財布の紐がしまる

といった事があげられます。
美容業界も他の業界同様、コロナ前には絶対に戻りません、ということは、新たな行動を開始しない限り、売上は下がったままだという事です。

4. WITHコロナでの美容室のチャンス

逆にこの時期だからのチャンスもあります、変化対応力のある美容室はすでに、この変化をとらえ、攻めに転じています。
・地元で新たに美容室を探す人が増えている
・倒産する美容室が増え新規集客のチャンス
・ホームカラー、セルフカットで失敗した人が多発している
・せっかく行く美容室で、スタイルチェンジしたい要望が強くなっている
・自宅での手入れや再現性を重視したいニーズ

今後はこのWITHコロナによるニーズの変化をいちはやく捉え、即行動に移せる美容室が地域で良い顧客を総取りすると感じます。



■総まとめ ■

多くのオーナーと話を聞いていると、こんな時期でも売上を伸ばしているサロン様があります。
もちろん地域差はありますが、特徴がわかっています。①小規模店
②オーナーがスタイリストで現場にいる
③地域密着店

補足すると、
①3密になりにくいという点でメリットが出ています。
②強い危機感をもっているオーナーが現場におり、変化する状況でも、次々と顧客対応を決めて行動している店舗です。
③もともと地域行事に参加したり、他業種の店舗と仲が良く、地元に愛されている美容室です。

新しい世界で正解はもちろんわかりませんが、顧客が求めるニーズを素早くとらえ、実行することが重要です。
そして、地域密着、地元密着が当分の間キーワードになります。地域で何ができるか考えて行動していって下さい。