2022/4/13
担当 / 店舗運営部 MGR 加来 愛弓
目次------------
(1)社会人1年目に重要な「最初の会社」「最初の上司」
(2)最近の新入社員の傾向
(3)新入社員にとっての夢を実現できる場所に
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(1)社会人1年目に重要な「最初の会社」「最初の上司」
新入社員は基本的に社会人1年目という事もあり、これからどんどん変わっていき、人としても大きくなっていく伸びしろのある人材です。いかに上司が指導をうまく行うかで、新入社員の今後の会社生活が変わります。
まずは上司と部下としての関係を大切にし、新入社員にとって「この人と一緒だから頑張れるし、やる気も起きる」という双方の「関わり合いの仕方」に注目する事が大切です。
「新入社員」とひとくくりにして一辺倒に指導するのではなく、1人1人としっかり関わりを持ち、信頼関係を築いていけば良いパートナーとなれるでしょう。
新入社員にとって初めての会社・上司というのは、とても大きな影響を与える人物であり、とても重要です。最初にどの上司につくかで今後の社会人生活で決まると言っても過言ではありません。
新入社員に限った話ではありませんが、コミュニケーションにおいて最も重要なのは「相手を理解すること」です。相手の特性や考え方を理解せずにコミュニケーションをとってもちょっとしたアドバイスでさえ伝わりません。
(2)最近の新入社員の傾向
最近の新入社員は仕事に対してどんな意識を持ち、どんな事を考えているのでしょうか?
2021年度の新入社員意識調査のデータなどからまずは特徴を押さえておきましょう。
「キャリア形成支援について会社に期待することは何か?」という質問に対して、「上司に相談できる機会をつくってほしい」との回答が49.7%、「上司以外の社員に相談できる機会をつくってほしい」との回答が31.1%を占め、多くの新入社員が「相談の機会」を求めていることが分かりました。
2021年も昨年に続き、在宅勤務や自宅待機、プライベートの外出自粛など、職場に限らず人と接する機会が減っていることから、コミュニケーションの機会を重視する傾向が表れていると推測できます。
将来会社で担いたい役割を尋ねた質問では、「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」と回答した新入社員の割合が26.9%と、例年よりも1.4pt高い結果でした。リーダーになりたい理由では、「仲間と仕事するのが好きだから」と答えた割合が、調査開始の2013年以来、過去最高となりました。コミュニケーションの取りにくい環境での就職活動を通して、より「人とのつながり」を重視する意識が強まっていると考えられます。
「自身のキャリアアップにつながる理想の上司はどんな上司ですか?」という質問では、「優しく指導する上司」が49.1%と最も多い回答でした。前述の通り、人とのつながりを重視する傾向が強い新入社員は「まずは気軽にコミュニケーションを取りたい」という気持ちの表れからか、上司に「優しさ」を求める傾向が強いようです。
ちなみに、管理職への質問で「あなたが目指す上司像として考えに近いものはどれですか」に対しては、「優しく指導する上司」は13%と低く、管理職と新入社員の間には理想の上司像に大きなギャップがあることもわかりました。
(3)新入社員にとっての夢を実現できる場所に
前述した通り、コミュニケーションにおいて大切なことは「相手を理解すること」です。
相手を理解するために一番重要なことは、新入社員一人ひとりと向き合いそれぞれの特徴を把握すること。
具体的な行動としておすすめしているのは、日々の会話や面談の中で新入社員の話を聞いてみることです。
〇新入社員が何を実現したくて入社したのか
〇どんな働き方を求めているのか
〇何を大事にしているのか
といった「想い」を聞き出すことで、少しずつ相手への理解が深まるはずです。
今年入社6名のうち2名の採用に私も関わっています。
初めてお店に見学に来た時から面接を経て入社までずっと見てきましたが、2人とも明確な夢を持っています。その夢に向かって第1歩を踏み出すという事で、まぶしいくらいにキラキラしています。
その姿を見るだけで、初心を思い出し心が洗われた気がします。先輩からのアドバイスを素直に受け入れひたむきに努力している姿を見ると本人の願望に入り、社内でその夢を実現すべく全力でサポートしたいという気持ちになるのです。
新入社員は、驚くほどに上司や先輩の行動や発言をよく見ています。
自分自身の日頃の行動が新入社員のお手本となれているかを意識しましょう。
社内ルールの順守、挨拶、ビジネスマナー、言葉遣い、報連相など、皆さんが先頭に立って実行することが新入社員にとって最もわかりやすい見本となります。
反対に、上司や先輩が会社の愚痴を言っているなど、お手本になれていないと、新入社員もいつの間にか愚痴や不平不満を口にするようになるなど、目指して欲しい人材像からかけ離れていく恐れもあります。
入社して数年の間に見聞きしたことは、新入社員の将来に大きな影響を与えます。
ぜひ「見られている」という自覚をもって新人育成に取り組みましょう。新入社員が入るのをいい機会に見直す点もあるのではないでしょうか?
上司・先輩が部下や後輩からどう見られているのかを知るための方法として、「上司・店長のスキル評価」を実施するのも良いかと思います。
レボルでも使用している、評価シートフォーマットがダウンロード可能です。
ぜひご自身のサロン活性化にご活用ください。
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