2023/6/12
担当 / 店舗運営部 MGR 永澤瞳
レボルでは昨年教育施設をリニューアルし、「ホロレンズ2」を使ったオンラインでのカット講習を行うと告知していました。社外向けにはまだですが、試行錯誤しながら社内でのカット講習を実施しています。この次世代のカット講習についてのレポートをお届けします。
そう遠くない未来にオンラインで実際の練習する時がやってくるかもしれません。
目次------------
(1)現代美容室の練習事情
(2)次世代カット講習のメリット
(3)まとめ
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(1)現代美容室の練習事情
皆さんのお店では練習会はどのくらいの頻度で行っていますか?
レボル直営店の練習会は、週2日2時間はやることにしていて、お店で曜日を決めてその時間は先輩が必ず見るように計画を立てています。
練習会の詳しいポイントなどはこちらのブログも参考にしてください。
最近は練習会を行うお店が少ないと聞きます。
弊社で実施したアンケートによると、定期的な練習会があるお店は20%以下で、その中でも月の練習時間が8時間以下の割合が90%を占めています。
やはり、ひと昔前と比べて練習時間が少なくなっているのがわかります。
それに加えて、次のような問題についても考えなくてはいけません。
- 練習時間を残業にするのか
- 教える人がいない
- ノウハウがなく教えられない
など。
オールマイティーな美容師になるには相当な時間がかかってしまうのが予想されます。
このため、インスタなどで自分の得意なスタイルなどを売りにして、何かのスタイルに特化した美容師が増えるのも当然の結果と言えるでしょう。
(2)次世代カット講習のメリット
前述したとおりの現状から、弊社の代表がホロレンズ2を美容師の練習に使えないかということから次世代のカット講習が始まりました。
ホロレンズを使った講習で分かった利点を3つご紹介します。
1.見え方が違う
実際に使ってみて分かったことは「よく見える」ということです。
スタッフの目線の映像を見ることができるので、スライスの取り方やシェイプのクセ、引き出す位置の違いなどがよく見えます。今までは実際に後ろに立って見ていましたが、実際に見るよりも見え方が全く違うので指摘の量が増えるのです。
指摘の量が増えるということは直す箇所が早く見つかりテストに合格するのが早くなるということです。
実際、ホロレンズでのカット講習後にテストを行ったところ無事合格することができました。
2.死角がない
オンラインでの講習はどうしてもデバイスを置いた状態で行うのでデバイス自体を動かさなければいけなかったり、ウィッグの向きを変えなければいけなかったりします。
しかしホロレンズ2を使うとそのような無駄な動きはいりません。
3.視界の中に映像が入る
これは受ける側の1番のポイントとも言えます。
目に入る視界は自由に動かすことができるので、カットライン上のその先に先生のカットする映像を見て同じようにカットすれば綺麗に切ることができます。
さらに、ホワイトボードに書いた映像も視界の中に入って見ることができます。
今までであればカットを一旦止めて確認していたことが一緒にでき、練習の短時間化にもつながります。
これが遠隔地でも可能となりました。時間短縮や交通費削減、そして教える側の問題解決など、練習会のネックとされていたことがホロレンズ2を使用することで一気に解消できてします。
(3)まとめ
講習の全てをホロレンズで補うことは難しいかもしれません。しかし、リアル講習と組み合わせることで時短とコスト削減ができる練習会になるだろうと予想しています。
例えば、1つのスタイルが10段階あるとすれば、
- 1、2段階 リアルの講習でカットの切り方を覚える
- 3〜7段階 反復練習をホロレンズでサポート
- 8~10段階 テストレベル
と言ったように組み合わせて使うことで効率よく行うことができます。
もう少し社内でのテストを重ね、社外にも公開していきます。
より詳しく聞きたい方はぜひレボルまで、LINE公式やお問い合わせフォームからお問い合わせください。
<レボルへのお問い合わせはコチラまで>
https://revol.co.jp/contact/
TEL:048-254-0070(平日9:00~17:30)
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