
2023/2/7
担当 / 店舗運営部 MGR 加来 愛弓
「良い人を採用して、育てるにはどうしたらいいのか?」とお悩みの方は、この記事を参考にしてみてください。
目次------------
(1)美容室での教育とは?
(2)スタイリストデビューまでの道のり
(3)Z世代の教育
(4)まとめ
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(1)美容室での教育とは?

美容業界に限ったことではありませんが、慢性的な人手不足ではないでしょうか?美容サロンを経営する上で、スタッフの確保は顧客確保と同等に重要な課題であると言えます。
厳しくなる人材確保の現状
日本政策金融公庫が2018年3月に発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査特別調査」の結果によると、美容業を含む生活衛生関係企業の約4割が「1年前と比較し、従業員を確保しにくくなった」と回答しており、調査開始以来最高値となりました。

美容業では約35%が「確保しにくくなった」と回答しました。その理由としては応募が少ない、待遇面で条件が合わない、といった理由と並び、「新規に雇用した者が定着せずに辞めてしまう」が挙げられています。

特に、入職後3年以内の離職率は8割を超えるとのデータもあります。新卒が採用できないうえに離職が続けば、たちまち人手不足になるのは想像がつきます。
人材育成のために考えなくてはいけないこと
サロンオーナーはスタッフを育成していく義務があります。
オーナーの作ったカリキュラム次第でスタッフのクオリティが決まり、サロンの雰囲気やイメージにも影響していくのです。
美容室では技術やお客様に対する接客の仕方がお店ごとに異なるため、学校で教えてもらった知識だけではサロンで働くことはできません。
美容学校での主な目的は美容師免許の取得で、学校で習うことは基礎の基礎なのです。サロンに入れば、応用だらけの毎日でしょう。
既存スタッフに教育を任せるのではなく、オーナー自身が人を育てる意識を持つことは非常に重要です。
(2)スタイリストデビューまでの道のり

美容師のカリキュラムはサロンによって異なりますが、スタイリストデビューまでの期間が長いということで有名です。
サロンメニューや顧客傾向は、店舗ごとにさまざまです。また、スタッフは新卒者が多いのか、中途採用が多いのかなどの傾向によっても、必要な指導・教育内容は異なってくるでしょう。
そのため、サロンに合った教育カリキュラムを用意し、個々のスタッフの成長度に合わせて柔軟に対応できる指導システムを作っておくと安心です。
指導する側とされる側、双方の指導進行度の認識が一致しやすく、課題が明確化されやすいのもチェックリストの利点です。
レボルでは入社後、技術カリキュラムのテキストが全員に配られます。それに沿って進む為、他の店舗の先輩に聞いても同じように学ぶことができます。
会社に採用されたアシスタントは、カット、カラー、パーマ、アップの知識を得るのはもちろん、自分でデザインできるようになる必要があります。最終的に自分でお客様のヘアスタイルに責任をもたなければなりません。
変なマジックでも使わなければコツコツとSTEPを踏んでキャリアを積んでいかなければならないのは当然ですね。
スタイリストデビューに向けて上司、先輩はどうするべきか?
美容師のスタイリストデビューまでの平均年数は約2~3年と言われており、その間アシスタントとして働き続けるのは精神的にも辛い部分もあります。
その間、心折れそうなタイミングは何度かあるはずです。
そういった時に先輩はどのように導いたらいいのか?
私は後輩に次のようによく声をかけていました。
しかし一番の問題点は、3年という長さではなく技術的にも十分になりつつあり対応できるお客様がいるのにもかかわらず、それを発揮できる環境がないという点です。
美容室で売り上げを高めるためには、リピート率の高いスタイリストが担当をしたほうが効率が最も良いです。
そのため、まだ新人のスタイリストはお客様を主担当するよりもアシスタントとして、人気スタイリストのサポートを求められる場合が多くなります。
レボルではアシスタントでも売り上げを作れます。ただのお手伝いではなく、自分がどのくらい会社に・売り上げに貢献できているのか知ることができ、それがモチベーションにつながるスタッフもいます。
(3)Z世代の教育

Z世代と言われる若いスタッフの教育に悩んでいるサロン様も多いのではないでしょうか?
世代の違うスタッフの教育の際に必要なのは、自らの固定概念を捨ててZ世代が求める教育方法をとるということです。
Z世代の承認欲求の強さも社会環境が大きく影響していると考えられます。
それは「褒めて育てる」という風潮です。育児本のコーナーを見ても「褒める」や「褒めて育てる」という言葉が溢れ返っています。
褒められることが当たり前の環境で育ったZ世代は、認められ褒められることでモチベーションを高め、次のアクションを起こす世代と言えるのではないでしょうか。
これはSNSの発展も影響を与えていると考えられます。
今時の多くの若者たちが、SNSで“映える”写真を公開し、リア充(公私含め、自身の私生活が充足している事を指す若者言葉)を表現しています。
そこで彼らが気にしているのが「いいね」の数です。「いいね」の数が多ければ認められたことになり、さらなる「いいね」の数を求めることがモチベーションになるのです。
美容室での教育も同様と言えます。
つまり、上司や先輩からの「いいね」をたくさんもらえることで職場での自己重要感が高まり、自分自身を伸ばそうとさらに行動することができるようになるでしょう。
(4)まとめ

いま時世代(Z世代)の視点に立って彼らを理解しようと努めることが重要です。今の若者、そして今後の若者も手取り足取りの教育を受けた人材です。
ベテラン社員が受けてきたような「俺の背中を見て学べ」的な教育方法は理解されません。
また、組織としても人事部からの一方的で、強制的な教育のあり方や放置教育が通用しない世代になってきていることを理解すべきです。
若手社員の育成や意識を変える前に、自分たちの意識や教育観・教育方法を見つめ直すことが必要です。
レボルでは毎年新卒採用をおこなっており、直営店でたくさんの事例があります。ぜひ一度お問い合わせください。
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