【美容室経営に生かす】カリスマ経営者、稲盛和夫氏と永守重信氏からの学び

 

【美容室経営に生かす】カリスマ経営者、稲盛和夫氏と永守重信氏からの学び

2024/1/23

担当 / 取締役 中村 文男    

   

 

ゼロから会社を起業し、現在では売上規模が2兆円を超える会社に成長させた、素晴らしい経営者の稲盛和夫氏と永守重信氏の本を年末年始に数冊読みました。

改めて経営論を学び、自社及び美容業界の対応策を考えてみました。

 

目次------------
(1)成功の方程式
(2)組織のベクトルを合わせる
(3)知的ハードワーキング
(4)まとめ
--------------

 

(1)成功の方程式

稲盛氏が沢山の本や講演で述べて居られるので、ご存じの方も多いと思います。

『人生・仕事の結果=能力✕熱意✕考え方』

「能力」は0から100、「熱意」も0から100、「考え方」は-100から+100まであり、3つが掛け算で計算されます。


例)

<Aさんの場合>
Aさんの能力は90。
しかし能力が高いことに慢心して熱意は30くらい。

能力:90 × 熱意:30 = 結果:2,700

<Bさんの場合>
能力は60。しかし足りない部分を高い熱意90でカバーしようとします。

能力:60 × 熱意:90 = 結果:5,400


この結果、能力で劣るBさんは、Aさんよりも高い熱意でAさんの2倍の成果を出せるのです。

更にそこに「考え方」が-100から+100までの掛け算になります。

仮に人をだましてお金を取ろうとする人が、とても能力が高く、だますことに対して熱意が高い場合、考え方が大きなマイナスですね。その結果は社会に害を及ぼす存在となってしまいます。

具体的事例

弊社には以前このような人がいました。

過去に在籍していたCさん。能力が高く、熱意も高かったのですが、考え方が会社の方針を無視して自分のやりたいように押し通していました。

最初の数年は結果を出していましたが、やがて仕事の考え方が会社の方針と大きくズレ、勝手に他社商品を勧めるなどをするに及び、会社やお客様に多大な迷惑を掛けて、退社していきました。

自社スタッフや他店のサロンさんでも、素晴らしい能力を持っているのに、技術売上が100万円以下で伸び悩んでいる人を見かけます。

こういう人は熱意が不足していたり、考え方が頑固で、成果が出ていないにも関わらず、自分のやり方を変えようとしない場合も多いのです。

逆に、技術力はそれ程高くなくても、溢れるばかりの熱意と、良いと思う提案を素直に受け入れている人が150万円以上の技術売上を上げておられることもあります。

つまり、能力や技術力だけでなく、熱意や考え方の総和がその人の成功を左右するのです。

 

(2)組織のベクトルを合わせる

組織の成果を出すには、全員のベクトルを合わせることが大切だと書籍に書かれています。

例えばスタイリスト3人、アシスタント2人=5人体制の美容室の場合。

スタイリスト3人のやり方がバラバラで、アシスタント2人は指示がなければ動けない組織になっていたとします。ストレスが多く忙しく感じる割に、売上が300万円以下など、成果に繋がらないことが容易に想像できます。

美容室経営を仕組化したレボルシステムであれば、ベクトルを合わせることが難しくありません。

スタイリストとアシスタントがそれぞれやるべきことが明確なので相乗効果を発揮し、5人体制で総売上600万円以上、10人体制で総売上1,300万円以上を上げることも可能です。

 

(3)知的ハードワーキング

永守氏が率いる日本電算は創業時より、『人の2倍働くハードワーキング』をモットーに急成長してきました。その後、現代の『働き方改革』を受けて、2020年より残業ゼロを宣言し実施してきました。

そのためには同じ時間で2倍の生産性を上げる知的ハードワーキングが必要であると、社内研修施設を開設し仕事の進め方を変革しています。

美容業界においては、工場のような機械化は難しく、労働集約型産業であるため労働時間短縮は困難であると言われてきました。

それでも、永守氏に習い、美容業界での知的ハードワークを考えてみました。

  1. 次回予約80%以上で、日々の集客ムラを少なくする
  2. パーマ比40%以上、オゾンスパ80%以上で技術売上を伸ばす
  3. タイムアップで顧客満足と生産性アップを両立する

  

(4)まとめ

美容業界において採用困難と離職などにより、人手不足サロンさんが多く見受けられます。

こんな時、『ピンチをチャンスに!』一人ひとりの人間力を伸ばし、組織の方向性を確認してベクトルを合わせることが大切ではないでしょうか。

『知的ハードワーキング』で限られた時間の中でも生産性を上げる方策を生み出すことで、成長の機会にできるはずです。

稲盛和夫氏は次のように言っています。

『仕事の楽しさとは、苦しさを超えたところに潜んでいるものなのです。』

 

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