止まらない値上げラッシュ美容室はどうする?美容室の適正価格は?

 

2023/8/31

担当 / 店舗運営部 MGR 永澤瞳 

   

 

過去最多の値上げと言われているご時世です。運営コストの上昇により値上げに踏み切った美容室も多いでしょう。

しかし実際に何が正しいのか、値上げをしてお客様が離れて行ってしまわないかと不安になる方もいるかもしれません。

今回は美容室の値上げについて深堀していきます。

目次------------
(1)全国のカットの平均は?
(2)カット料金から見るサロンのメリット・デメリット
(3)お客さまを離さない努力
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(1)全国のカットの平均は?

全国のカット代金(ブロー込み・ショート・女性(高校生以下を除く)は3,671円です。

出典元:総務省統計局 小売物価統計調査(2023年7月)

都市ランキングにすると次の通りです。

  • 1位 新潟市 4,613円
  • 2位 宇都宮市 4,600円
  • 3位 熊本市 4,495円

カットの値段が最も安い都市の1位は那覇市で2,400円という結果で、最高値の新潟市と那覇市の価格差は2,213円となっています。

東京都区部は8位で4,181円。私たちのレボルがある埼玉県の県庁所在地のさいたま市は13位の4,045円でした。

レボルの直営店でも8月1日より値上げを実施しています。直営店の中でも都市部と地方都市での価格差がありましたが、同じグループということで値段を統一させていただきました。

総務省統計局 小売物価統計調査(2023年7月)を元に作成

私たちレボルグループのカット料金は税込4,400円ですので、さいたま市の平均価格よりやや上です。盛岡市(32位 3,463円)、福岡市(35位 3,241円)となりますので関東以外の直営店は平均より1,000円ほど高値のサロンということになります。

 

(2)カット料金から見るサロンのメリット・デメリット

美容室の立地、技術などの違いにより価格は上下するかと思いますが、カット料金のみを比較した場合のそれぞれの価格帯サロンにおけるメリット・デメリットをまとめてみました。

 

低価格サロン(相場:1,000円~2,000円)のメリット:

経済的:低価格サロンは一般的に手頃な価格でサービスを提供しています。予算に制約がある場合に選ばれることが多いです。

短時間での施術:低価格サロンでは効率的な施術が行われることが多いです。10分程度で終わるため時間を節約することができます。

 

低価格サロンのデメリット:

サービスの質:価格が低い分、高価格サロンに比べて設備や使用する製品、施術の技術などが劣ることがあるかもしれません。

忙しさ:低価格サロンは料金が安いため多くの人が利用しやすいですが、混雑している場合もあり待ち時間が長くなる傾向にあります。

 

高価格サロン(相場:7,000円以上)のメリット:

高品質なサービス:高価格サロンは高品質でこだわりの製品や極められた技術を提供することが多いです。カウンセリングが丁寧におこなわれていたり、カスタマイズされたサービスやリラックスした雰囲気を求める方に適しています。

豪華な体験:高価格サロンでは快適な待合室、高級な設備、プライベートな空間など、豪華な体験を提供することがあります。非現実的な空間やおもてなしはお客様の心を掴むでしょう。

 

高価格サロンのデメリット:

費用:高価格サロンは一般的に料金が高く、予算の制約がある方には選びにくいことがあります。

予約の取りにくさ:人気ある高価格サロンは完全予約制なお店も多く、人気のスタイリストが多いため予約が取りにくいことがあります。

 

中価格(相場:3,000円~6,000円)の美容室のメリット:

バランスの取れたサービス:中価格の美容室は、高価格サロンの高品質なサービスと低価格サロンの経済的な利点をバランスよく組み合わせています。質の良いサービスを手頃な価格で提供していることがあります。

カスタマイズされたサービス:中価格の美容室も個々の顧客のニーズや要望に応じたカスタマイズされたサービスを提供することが多いでしょう。

 

中価格の美容室のデメリット:

サービスの質のばらつき:中価格帯の美容室は3,000円から6000円の価格差があるため、高品質なサービスを提供しているお店もあれば、質が落ちるお店もあるかもしれません。お客様が選ぶ際には口コミや評判をチェックされることが多いため対策が必要です。

予約の取りやすさ:中価格帯の美容室は、一部の店舗は人気があり予約が埋まっていることもあります。

 

どのサロンが良いかは、お客様自身の優先する要因や予算、サービスの重要度によって異なります。価格だけでなく、口コミや評判、サロンの雰囲気なども考えた方が良いため、多岐に渡った対策は必要です。

自分たちのサロンはどこのサロンを目指しているのかで顧客に対する対応は変わってきます。

 

(3)お客さまを離さない努力

レボルの直営店はカットの価格から見るサロンに当てはめると、中価格サロンです。

デメリットに出ていたサービスの質のばらつきに関しては、美容師の塾でもあるヘアアカデミーでの連携と練習により、サロンの中で誰が入っても同じ時間で終わるように訓練をしています。

例えばカラーなら2名で5分で塗布など、時間の目標を決めてサロンワークに生かしています。また、WEB予約を積極的に行いSNSやGOOGLE、LINEなどを使い、サロンの情報を発信させていただいています。

次回予約率が90%超えのサロンもあり、常連のお客様の予約を優先的に入れる仕組みがあります。

お客さまを離さない努力には技術や接客などの美容師としての大事な要素は当然ありますが、サロンワークではない仕事も多く、ここをどう効率よくお客様に届けられるかがポイントになっていきます。

レボルは直営店の事例を元にして、一緒にサロン運営のお手伝いができます。効率的なサロン運営、成長する美容室を目指す方はぜひLINE公式お問い合わせフォームからお問い合わせください。

レボルLINE公式

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