日本を代表する夏祭り「ねぶた祭り」と美容業界

 

2023/8/17

担当 / 取締役 中村 文男    

   

 

今年は、4年ぶりに全国で夏祭りがコロナ以前の規模で開催されました。東北3大祭りの代表格である青森市ねぶた祭りには、16年前からハネトとして参加していたこともあり感慨深いです。

日本の祭りと美容業界はあまり関係がなさそうに思うかもしれませんが、実は深い関わりがあるのです。

今回は日本の祭りと美容業界について見ていきましょう。祝い事に美容室を利用してもらう意味を理解して、季節イベント開催のヒントにしてください。

 

目次------------
(1)ねぶた祭りとは
(2)ねぶた祭が人を惹きつける理由
(3)お祭りと美容業界
(4)まとめ
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(1)ねぶた祭りとは

ねぶた祭は、奈良時代に中国から伝わった七夕祭りと、もともと津軽にあった精霊送りなどの行事が融合・変形したものだという説が有力です。

七夕では小さな灯籠をそっと川に流すのに対し、こちらのねぶた祭は高さ4~5m、幅9mあまりの巨大な灯籠(ねぶた)が街を練り歩きます。

ねぶた祭には、巨大なねぶたを乗せた山車、お囃子、参加者の練り歩きなど、これぞ日本の祭りというエッセンスがたっぷり詰め込まれているのです。

「ハネト」と呼ばれる踊り手がねぶたの周りを取り囲み、お囃子の音に合わせて元気よく飛び跳ねる姿は圧巻。

「ねぶた」の語源についても諸説ありますが、農作業の忙しい時期に疲れからくる眠気に負けないように「眠気を流す」→「ねむた流し」…と訛っていき、「ねぶた」または「ねぷた」と言われるようになったとの説が有力です。

青森出身の有名な版画家の棟方志功氏は『青森の夏は、ねぶだば!』と言い、強烈なねぶたファンとして知られています。

 

(2)ねぶた祭が人を惹きつける理由

高専の2年制の時に、友達と青森を旅行した時にねぶた祭りを観て、衝撃を受けました。

それは、巨大な灯籠(ねぶた)が前後左右に緩急をつけて練り歩く迫力と、その前後で『ラッセーラー!ラッセーラー!!』と情熱的に跳ねるハネト、笛や太鼓の心に響く音、それらが一体となって伝わって来る感動でした。

その後青森県の友人の協力を得て16年前から3年間、ハネトとして参加させて頂きました。沿道を埋め尽くした数十万人の前で、汗だくになって跳ねるのは大変爽快な気持ちです。

ねぶたを演じる人達と、観客の間に情熱の発露と共感の一体感があり、感動が生まれていました。

ねぶたの壮大さと祭り全体のエネルギッシュさが多くの人を惹きつけるのではないでしょうか。

 

(3)お祭りと美容業界

以前から、お祭りと美容業界には深い繋がりがありました。

お祭りの時に美容室でやることと言えば、髪を切り、結い上げる。化粧をする。着付けをする。などですね。

地域のお祭りの他にも、正月の初詣、成人の日、七五三、そして結婚式なども、一家の重要な行事であり、一種のお祭りでした。

これらの行事に美容室は深く関わってきました。

私の存じ上げているオーナーさんの話を思い出します。

30年前の結婚式では、花嫁さんの自宅に伺い、花嫁衣装は元より、親戚の皆さんの着付けをし、式場にご一緒してお色直しなど全てを行っていました。

その時の謝礼が1日で軽く100万円を超えていたそうです。

オーナーさんの事務所に伺った時、ダンボールの中に、100万円の束を幾つも入れていました。恐らく3000万円近くあったのを拝見して驚いたのを覚えています。

このように、以前は地域の行事や個人の慶事などに美容業界は深く関わっており、大きな売上を作っていました

 

(4)まとめ

現在、結婚式などにおいては、貸衣装屋さんが着付けまでするとか、成人式や七五三は写真店で着付けまでしてくれるとか、分業が進み美容師さんの仕事が減っています。

初詣に着物で行く人は少なく、浴衣を自分で着る人も増えています。

お祭りや祝いごとなどでの、美容室を利用する方が減ってきている現状で、以前のような活気を出すには自ら動くことが必要です。

美容室においては、キャンペーンを企画するとか、新たな需要を喚起することが重要。

例えば

・地域の清掃活動をお客様と一緒に行う
・地域のお祭りなどに、お客様とチームを組んで参加
・ダメージの少ないカラーや、毛髪改善のパーマの啓蒙活動(キャンペーン)
・健康や美容に関して、医師や専門家を招いて講習会を行う

など考えてみてはいかがでしょう。

30年位前までは、お祭りや祝い事の風が吹いてきて、凧(売上)は高く上がりました。分業化して無風状態に近い現在では、自ら企画して走り、風を起こしてこそ凧は再び高く舞い上がります。

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