2021/7/21
担当 / 取締役 中村 文男
目次------------
(1)創業の原点
(2)どのようにして問題解決するか
(3)机上の理論にせず体系的なサポート
(4)これからの10年先に向けて
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(1)創業の原点
以前、このブログに『温故知新①~④』で、レボルの創業前から創業し、拡大期の歴史を書きました。
コロナが収束しつつある今、会社内外の研修を通して創業の原点に戻るべきだと考えました。
『美容業界に革命を起こす』が創業の原点です。
現在の美容業界における課題は
- 社会保険導入や週休二日制、残業代支給など一般企業では当たり前の労働環境がまだまだ整っていない
- 給与水準が低く、決め方も曖昧で独立や離職の原因になりがち
- 生産性が1スタッフあたりの生産性が50万円以下で、経営が苦しい
- 昔ながらの徒弟制度が残っていて、パワハラやセクハラも多く、そもそもスタッフ育成の仕組みが不十分
これらをクリアして、美容業界を変えていくことがレボルが還るべき原点であり担う役割だと考えています。
(2)どのようにして問題解決するか
では、上記の美容業界における課題をどのように解決するか簡単にご紹介します。
➀:労働環境の向上
まずはこれらの労働環境を整える!と決めることでしょう。何故ならそれは法律で決められていることであり働き方改革など、世の中の流れでもあるからです。
➁:給与水準を上げる
明確に売上を上げられる仕組みを作ること。そして、評価制度と連携したガラス張りの給与システムを作り、ワクワクする未来が描けるようにする。
➂:生産性のアップ
選択と集中で、ターゲット層を絞り、パーマなどの高単価メニューで1スタッフ当たり80万円以上の技術売上を達成する。
④:人材育成のシステム作り
スタッフ育成のプロセスをマニュアルなどで明確にし、外部研修や自ら学びトレーニングできるシステムを作る。
(3)机上の理論にせず体系的なサポート
上の解決策などは、優れたコンサルタントの方が本やWEBでアドバイスしているケースを見かけます。
レボルが31年間一貫して取り組んできたのは、経営面での具体的なサポートやスタッフ育成を一緒にお手伝いしてきたことです。
【経営面で】
現在直営店が11店舗あり、数字の差異はありますが、1~4の問題をほぼ全店クリアできております。
しかしながら、スタート時は売上が1スタッフ当たり50万円以下だったり、パーマ比が20%以下だったりしていたサロンもあります。そのサロンもスキルを磨き、ターゲット層を集客するためにチラシのポスティングやSNSを使って発信の工夫などをしました。
それらが、生きた事例として蓄積されており、情報提供ができるのです。
また、弊社の店長~アシスタントのスタッフ60人がインストラクターとして、現場において問題解決のサポートができます。
【スタッフ育成面で】
パーマが苦手な方には、
・ワインディング技術向上の為に5分巻きの練習
・WEBを使っての動画による自習方法も開示
・31年間ワインディングコンテストを開催
スキルアップに貢献しています。
さらには、日本で唯一の人頭で施術ができる実践型トレーニングセンターを活用。多くの技術スキルがアップし、モチベーションが上がり、1人当たり80万円の技術売上が可能になります。
そして、アシスタント~スタイリスト~店長マネージャーまでを10段階にした評価制度を設けました。公平な評価と、連動した給与システムにより、経営者の気分などの主観で給与がアップダウンすることがなくなります。このため働くモチベーションを上げることが可能です。
(4)これからの10年先に向けて
AIやグローバル化の進む中で、10年後には淘汰される職業が多いと言われます。
幸いにして、美容業において全ての施術を機械化するのは難しいようです。そして髪は毎月1センチから1.5センチ伸びるため、美容師は今後も必要とされる職業であろうと言われています。
当社は、10年後ただ生き残れば良いのではなく、上質のお客様に最高の美と健康を提案して喜んで頂く仕事をして参ります。
昨年3月からのコロナ禍の中で、社内外の研修を通して得た結論があります。それは、目先の現象に一喜一憂するのではなく、10年先を見据えて創業の原点に戻り、レボルらしさを貫くこと。それによって美容業界の魅力向上に貢献できると確信しています。
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