パーマを増やす考え方、パーマが伸びる美容室の条件

担当 / 店舗運営部 MGR 加来 愛弓  

 

レボルの直営店でも日々いろんな課題に向けて取り組んでおり、なかでもパーマの方を増やすのは永遠のテーマと言っても過言ではありません。
店舗によって、レボルシステムをスタートした経緯・時期が多少は違いますが、基本的にやるべき事は同じと考えています。

■ 直営店の実例

 
今回はある店舗の事例を紹介します。
今から約6年前に直営店としてシステムをスタートしました。もともと違う名前の美容室の経営権を譲り受ける形でのスタートでした。
システムにのっとって、まずはカラー会員で集客します。既存のお客様と折込チラシなどで新規獲得を同時に行います。カラー会員が少しずつ集まったら、次はパーマへの移行です。これが簡単ではありませんでした。
もともとのサロンの年齢層が若くカットのみのお客様が多く、かなり苦戦しました。と言いますか、今も苦戦しております。。。
パーマにならないので、とても単価が低いです。単価が低いとスタッフはとてもキツイです。同じ時期にスタートしたもう1店舗とは常に1000円近く単価が違うので、同じ売り上げをあげようと思ったらかなりの客数をこなさなければいけません。
 

 

■ パーマを増やすために行っていること

 
ただ、ここへきて少しずつ結果も出てきています。パーマを増やす為にまずした事は、鏡の前でカウンセリングをする事です。それまでは対面でしており、お客様は鏡で自分の姿を見ることなく悩みを伝え、今日の施術メニューが決まっていました。
鏡で自分の姿を見てもらい、合わせ鏡で後ろを見てもらうことで本当の姿が見えます。だいたいの方は「つむじがこんなに割れていたなんて・・・」「後ろがはねてる・・・」など、気付きます。
まずはパーマをかけていただける方を増やします。その次は続けてかけてもらう提案です。パーマの周期を縮めるのです。オゾンパーマは髪を修復するクリニックパーマで毎月かけた方がいいのです。
やるべき事はシンプルで、まずはパーマに抵抗がありなかなかかけてもらえない方を移行し、あとは周期を縮めるだけ・・・簡単に言っていますが、やる方は大変です。
この店舗のスタッフはとても真面目です。パーマの人数がなかなか増えないうちは、できない理由を並べていました。ここ3カ月でパーマが増えているのは、何か特別な事をしたわけでもキャンペーンで割引をしたわけでもありません。今までのコツコツの積み重ねの結果が少しずつ出始めたのです。
先日セミナーに参加されていたお取引先のサロン様の店長さんに「やる事をやれば結果は必ず出るし、それまでコツコツやるしかない」とお伝えしました。
「いつか結果でますかね?早く楽になりたい・・・」と言われていました。
確かに結果がでるまでは大変ですが、ある程度の人数と周期のコントロールができるようになれば本当に楽になります
あと、結果が出始めた店舗の転換期として、スタッフが増えた事もあるかと思います。ずっと少ない人数でパツパツでやっていたので、こちらも強く言えない状況もありました。
しかし、スタッフが増えたことで急に余裕ができ、今度はもて余すようになり危機感も出てきました。手が足りない言い訳もできない状況です。
 

 

■ 意見をいえるスタッフ、受け止める店長

 
先日、この店舗の店長より新しく入ったスタッフが自分に意見してくれたという話を聞きました。店長という立場でありながら、入社2カ月のスタッフの意見に耳を傾け真摯に受け止めている姿は本当に素晴らしいと思いました。
私も同じですが、経験や年齢を重ねてくると自分に意見してくれる人はいなくなります。それを意見してくれたスタッフにも感謝の気持ちです。
きっと店長ならきちんと受け止めてくれるだろうと思い、伝えてくれたとだと思います。またそれをありがたいと受け止められる店長の人間性は本当に素晴らしいと思い、2人の関係性がうらやましくも思います。
簡単なようでなかなかできる事ではないです。今回の一件で私も気づかされることが多かったのと、こういったスタッフがいてくれることがとても嬉しかったです。
結果が出ている時は、往々にしてこのようなエピソードがあるものです。
普段の些細なことがチームワーク強化につながり、働きやすい環境づくりになると思います。この店舗の今後の成長がとっても楽しみです。
 
 
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