(地銀)セーフティネット保証4号・5号、危機関連保証

作成日:2020/05/04
2020/05/29

地銀や信用金庫などを通じて、信用保証協会の(別枠)保証がえられる資金支援制度。
売上5%DOWN、15%DOWN、20%DOWNにより使える制度が違います。
3000万円まで実質無利子・無担保・据置最大5年・保証料減免の融資も開始になりました。

おおもとは国の施策ですが、借入の条件は予算を出す行政(都道府県や市町村)によって差があります。これから下はレボルの本社がある埼玉県の事例として書いていきます。

セーフティネット保証4号・5号のまとめ

もくじ

1.どこに行けばよい?

窓口が民間の金融機関なのですが、しかし、最初に市町村で認定を受けなければいけません。
これは経営者自らが市役所に行き手続きをする必要があります。
申し込みをして次の日には認定書がもらえます。
それを金融機関の担当者に渡すと、手続きをしてくれます。

日頃融資でお付き合いのある民間の金融機関で対応してくれます。
営業担当者に聞いてみてください。
金融機関からするとノーリスク(=信用保証協会付)のため応じてくれますし、相談しやすく手続きが楽です。
どの金融機関を使っても、基本、提出資料・手続きはほぼ同じです。もし融資のお付き合いのある銀行がなければ、美容室の売上口座をもっている銀行に申し込んでみてください。

経済産業省HP

2. 自分のサロンはどの制度が使えるのか?

🔻セーフティネット保証4号
売上が前年比20%以上DOWN⤵
🔻危機関連保証
売上が前年比15%以上DOWN⤵
🔻セーフティネット保証5号
売上が前年比5%以上DOWN⤵金利は0.5〜0.8% 保証料率は0.7〜0.8%程度
※財務状況等による融資期間は10年以内
👆据え置き期間はセーフティネット4号・5号保証が3年、危機関連保証が2年保証人👉個人事業主は原則不要、法人は代表者以外の連帯保証は不要担保👉協議による

3. ずばりメリットは?

日頃付き合っている民間の金融機関で扱ってくれる。そのため対応が速く楽です。

また、いずれかの認定を得ていると、5月1日から追加された、以下の制度で、実質無利子・無担保で3000万円まで借りられます。

据え置き期間5年まで、超長期です。
信用保証料も半額またはゼロになり、借り換えも可能。
今までの借入をこのように条件が良いものに変更できます。公庫、商工中金など政府系金融機関と内容が似ています。
しかし政府系とはもとになっている制度が別のため、併用するのが良いです。

4. いつ行けば良いか?

売上ダウンの証明📃が必要です。
例えば多くの美容室で影響が出た4月の実績で準備するのが良いでしょう⭕やや面倒ですが、月の途中でも大丈夫です⭕

例えば4月16日〜5月15日のように前年比較さえできれば大丈夫です⭕

5. 何を用意すればよいか?

5月30日追記

レボルは5月1日に手続きをして、5月26日に融資実行されました。
借りられるだけMAX借りました。
5月1日から追加された3,000万円までの実質無利子については、絶対使うべきだと思います📌

銀行の担当者によると1ヶ月もかからないそうです。
経営者のみなさんが、やはりかなり早めに動いていたようで、5月末現在、少し空いてきているようです🈳


■総まとめ ■

政府系の金融機関に続き、経済産業省も無利息・無担保の制度が出てきました。
借り換え対応もできるので、まず今は、手元資金を多くしておくべきです。
予算があるため、早めに動かないとこの制度が終わってしまう可能性がありますので、注意を。
手続きを民間の金融機関でやってくれますので、担当者にまずアポどりして自社にあう制度を聞いてみましょう。

①まず認定をもらわなければいけません

市町村役所のホームページから、必要書類を確認して下さい。
認定書と添付書類の指定があると思います。
自分が提出したものは以下でした。
🔹 ホームページからダウンロードした「認定書」と「添付書類」を記入したもの
🔹 売上実績がわかる資料・・・直近1ヶ月実績とこの先2ヶ月の売上見込み、それに対応する前年の売上実績
🔹 決算書のコピー(確定申告書のコピー)
🔹 登記簿のコピー
🔹 保健所の営業許可証のコピー

②金融機関への申し込み
上記「①」の「認定書」に市町村役所から印鑑を押してもらえます(提出した翌日です)
それを用意した上で
🔹 登記簿
🔹 事業税の納税証明書(県税事務所で出してもらう)
🔹 印鑑証明(法人・個人)
🔹 決算書2期分のコピー
🔹 出せるところまで直近の試算表のコピー
🔹 保健所の営業許可証のコピー