感染者が出てしまった場合の対応は、医師や保健所の専門家に従うとして、それより圧倒的に多い、疑いがある場合どう対処すべきか、この点を書いてみます。
スタッフが感染?!どうすれば良いか
もくじ
1. 身近で増加するコロナ感染の疑いがある人
コロナ感染者が全国的に増加する中、お取引サロンや身近でも感染者、感染の疑いのある人の話が多くなってきました。
この1ヶ月でも、美容室オーナーから相談を多くもらいます。
🤢 スタッフがスクーリングに行っていた美容学校でコロナが発生した
🤢 ガイダンスにいっていた美容学校でコロナ感染者が出てそこに行っていた
🤢 スタッフやオーナー自身が発熱
🤢 コロナ感染の”疑いがある人”と同居している
などなど
2. 美容室でスタッフがコロナ感染?その場合のリアル
そこで、美容室経営をする立場で、リアルに感じていた事は3つ。
現状😕
「疑いがあり、PCR検査をしても、陽性率は意外に低い」
「濃厚接触者には、あまり該当しない」
ことです。
①簡単にはPCR検査ができない
エリアにもよると思いますが、現状、自社の美容室があるエリアでは、PCR検査は簡単に受けられないことがよくわかりました。
マスコミ報道では唾液での検査もできる、保険適用外なら誰でも受けられるように感じますが、実態はそうなっていません。
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・医者の指示がない限り受けられません
・医師の診断を受けることも難しく、電話での診断になりました
・医師の診断を受けても、4日以上の発熱が続かないと難しい
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結果、疑わしいスタッフが出てしまった場合、医者の診療も受けられないまま、とりあえず隔離する、そしてしばらく様子をみることになります。
②PCR検査をしたとしても、陽性率は意外に低い
感染者数 58,700人
死亡者数 1,100人
回復者数 43,800人
スタッフに発熱や味覚障害があると、コロナ感染したと思い、大慌てになります。
しかし 感染者÷検査数=4%
自覚症状のない方、濃厚接触者の数を含んでいますが、陽性率は4%!?
自分の体感でも、7人ほど疑いがある人の話を聞きましたが、結果、陽性だった人はひとりもいませんでした。
さらに医療従事者の方の努力により死亡者数はさらに少ない、感染者の2%ほどです。
世界的にも東アジアや日本の重傷者数、死亡者数はかなり低いと考えられています。
③濃厚接触者には、あまり該当しない
保健所に聞いた話によると、濃厚接触者は
「マスクをしていない状態で、15分以上の対面接触」
だそうです。
そうすると、
感染者がいた美容学校に出入りした
感染者が出た飲食店に行ったことがある
親戚が感染した
くらいでは濃厚接触者にならないです。
たしかに電車で一緒になったくらいでは、
濃厚接触者にできませんものね。
身近にコロナ感染者が出て、スタッフが心配しても、
実際は濃厚接触者に該当しないことが大半のようです。
3. 美容室でスタッフがコロナ感染の”疑いがある”場合の対処法
以上、①〜③を踏まえ、実際に美容室で感染者が出たり、なおさら重傷者・死亡者が出る可能性はかなり少ないとわかってきました。むしろ多くなる課題は、スタッフに感染の疑いがある場合の対処法だと思います。
自分がとっている対応策です。あくまで事例です。
↓
出勤停止と隔離
↓
1週間程度の経過観察
↓
(症状が治らない場合、医師の診断、指示に従う)
↓
症状がおさまる、出ない場合、抗体検査の実施
↓
陰性であれば出勤開始
■総まとめ ■
疑いがあるスタッフを出勤させる時が問題です。スタッフの中には、非常に心配するスタッフも出ます。
PCR検査、抗原検査は書いた通り、今のところまだ簡単に受けられません。
そこで客観的事実、一緒に働くスタッフやお客様への納得感として、抗体検査を実施しました。
経営者としても、その決定について感覚ではなく根拠が出せるので、楽になります。
もしスタッフがコロナ感染の疑いが出てしまい、お悩みでしたらご相談して下さい。