美容師が陥る5月病リスクに注意!コロナで変わった社内コミュニケーションの影響と対策について

2021/5/20

担当 / 取締役 佐々木 誠 

   

毎年この季節に顔を出す「5月病」。
新しい環境に適応できずに起きる適応障害や、新しいスタッフが入ってきたことによる役割の増加で「責任」という重圧に耐えられなくなったなど原因は様々。 どの様なポイントで注意すべきか?どうやって乗り越えるのかをお話します。

目次------------
(1) 5月病が起きる原因
(2) コロナ禍のコミュニケーションとは?
(3) あなたが美容師になった理由を思い出して

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(1)5月病が起きる原因

環境が変わることで気付かないうちに精神的な疲労や更には肉体的疲労を蓄積させてしまうということを認識しなければいけません。毎日のペースに慣れ始めた頃、大型連休などで緊張の糸が切れて無意識に抱えていたストレスが表面化してきます。

これが、5月病の症状が起きてしまう原因と言われています。

どんな人が5月病にかかりやすいのかというと、

◆真面目
◆責任感が強い
◆几帳面
◆完璧主義
◆忍耐力が強い

などとされていますが、最近ではこれらに当てはまらない人でも発症しているともいわれます。

環境の変化をストレスに感じる人は非常に多いということです。

そこで管理者が気をつけなければいけないのが自分はそうならないからと、あたかもすべての人が自分と同じと思ったり、そうなる人は「やる気が足りない」「弱い人間だ」と片付けてしまうことなのです。

(2)コロナ禍のコミュニケーションとは?

コロナが蔓延したことで、以前に比べコミュニケーションを取る機会も著しく減ってしまったのではないでしょうか?例えば、仕事終わりに会食をすることもなかなかできませんし、勉強会や練習の時間を確保することも難しくなりました。

社内コミュニケーションが不十分の場合にどんなリスクがあるのでしょう。
そしてその一方でコミュニケーションを活性化させることでどのような効果が期待できるのでしょうか?

社内コミュニケーションが不十分な職場では、以下の様な問題が発生してきます。

・スタッフのストレス増加
・スタッフのモチベーションの低下
・生産性の低下

先輩や上司とじっくり話すことが減り、指示の意図が上手く理解できず、その為どうして良いかわからないまま停滞してしまう事も増えてきます。

それらが原因で何をすれば自分が成長できるのか徐々に見えなくなり、やる気が出なくなってくるのです。

そうなると必然的に生産性も低下していくばかり...

逆に今の状況下でもコミュニケーションがきちんと取れていると業務効率も上がってスキルアップの意欲が高まります。またやる気が高い位置で保たれ離職防止にも繋がるでしょう。

ではどの様にしてコミュニケーションを取っていくのかというと、弊社の事例を少しお話させて頂きます。

弊社ではコロナが流行り始めた昨年春頃より社内コミュニケーションの為にMicrosoft社のOffice365の導入を決めました。その中の「Teams」というチャットアプリを活用し、情報共有連絡事項のやり取り、さらには個人間のやり取りもタイムリーに行うことができるようになりました。

コロナ前よりもコミュニケーションの頻度スピードが加速度的に向上したのです。

社長の考えや想いをダイレクトに全社員に届けたり、またその内容に社員がコメントを返信することもでき、距離が縮まったことも特筆すべき点です。

勿論、他にもコミュニケーションの方法はたくさんあります。

要は、コミュニケーションの量を増やすことで、様々な問題を回避したり解決したりできる機会が増えるのですから、活用できるものを導入すべきだということです。 誰もが夢を抱いてやる気を持ってこの世界に飛び込んできています。それを壊さない様育てていくことが重要なのです。

(3)あなたが美容師になった理由を思い出して

「目の前の人を綺麗にしてその人の喜ぶ顔が見たい」

そう思ってこの美容業界に入って来た人は多いのではないでしょうか?忙しくなったり、心が荒んでくると最初に抱いていた「想い」というものを忘れてしまいがちです。

私はお取引先の美容室でスタッフさんとのミーティングの際、よくこの様な質問をします。

「あなたが美容師になった目的は何ですか?」

その答えを忘れずに意識して仕事をしている人は残念ながらごく僅かです。美容師の仕事は目の前のお客様それぞれにオーダーメイドで似合わせていくのですから、とても難しくそして価値のある仕事

だからこそ「目的」をしっかりと持ち続けることが重要になってきます。

先日、ある方とお話をさせて頂く機会に恵まれました。障がいがある方の自己表現や創作活動のサポート・応援をされている方。障がい者の方々も、ハンディキャップを抱えながら自らの感性を活かし、絵という手法を用いて観る人に感動を与え続けているのです。

いろんなお話を聞いているうちに、自分や自分の与えられた仕事をもう一度見直すことができました。この「目的」を明確にできたことで新たな活力が自分の中で大きくなってきているのを感じます。

目的を思い出せば、仕事への意欲やモチベーションも上げられるでしょう。

5月だけでなく、悩んだり迷ったりされている美容師の方は多いかもしれません。その背中をそっと支えられる存在にレボルはなりたいと思います。

その想いをきちんと伝わるよう発信も続けていきますので、今後のレボルにご期待ください。


 

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