2022/2/8
担当 / 代表取締役 平井 伸幸
目次------------
(1) 美容師の収入不安をなくす
(2) 美容師にも多様な働き方に選択肢を
(3) 美容師スキルを安売りさせない
--------------
(1)美容師の収入不安をなくす
基本的なことですが、面貸し・フリーランスには育休がありません。若いうちから面貸しを選ぶ人が増えていますが、妊娠して休むと収入も保障もありません。
社員であっても、社会保険加入でなければ、同じく育休はありません。
保育園に入れない場合、現在は最大で2年まで育児休業が延長可能。さらにその間の社会保険料も免除になり、補償がより手厚くなっています。
以下のサイトで、産休育休になったら自分がいくらもらえるかわかりますので、ぜひやってみてください!
社会保険加入で仮に25万円の給与をもらっていた人が1年育休をとると、もらえる給付金は主に3つ。
➁出産手当金 → 約56万円
➂育児休業給付金 → 約150万円
すべて合わせると、なんと約250万円の給付金が支給されます。(最大の2年だと約400万円です!)
しかし、社会保険加入がないと①しかもらえません。その差は210万〜最大360万円。
①だけでは出産費用のみで終わってしまい、生活には充てられません。
多くの美容師さんが育休を取れず、生活のために別の職種に移るということは、このことも原因なのではないでしょうか。経営上非常にハードルが高いのですが、社会保険加入はやはり必須です。
レボルでは産休・育休後、復帰するスタッフがほとんどですが、それは社会保険で補償が多く、収入面でも安心できるからだと思います。
(2)美容師にも多様な働き方に選択肢を
今ちょうど、スタッフと春先の復帰について話し合っているところです。ただでさえブランクがあり不安ですし、1人目の子供で保育園の様子もわからない・・・となると、当然本人もどのように復帰できるのか迷います。
私のアドバイスは、最初は「慣らし保育」もあるので、
2.子供も親も新生活に慣れてきたら、「準社員(残業なし正社員)」への切り替えを検討
(パートのままでもOK)
3.将来、子供が大きくなったら「正社員」にもどり稼ぎを増やす
とすることが多いです。
レボルでは給与制度を「職能給」というものにしています。能力による階段状の評価制度です。
例えばステージ5のスタッフが同じ時間当たり給与で、パート⇄準社員⇄正社員とスライドできるように作ってあります。
柔軟な働き方を重視するなら「パート」、時間など拘束力は強いが稼げる働き方を重視するなら「正社員」です。
事前に示し、具体例がある中で、本人が選択できるようにしておくことが大事だと思います。
(3)美容師スキルを安売りさせない
私自身も子供が3人いますので、子育てしながら働く「ママ美容師さん」を本当に尊敬しています。
フリーランスや扶養で働く人も多いでしょう。
でも、私にはどうしても嫌なことがあります。
・技術を安売りすること
・担当できず、ヘルプだけの仕事になること
レボルでは顧客のターゲットを40代以上の「大人女性」にしているため、平日日中が忙しい時間帯です。次回予約制なので、予定もある程度コントロールが可能です。
そしてお客様も常連の方がほとんどで、単価も高く、VIPの方も多く、質の高い仕事ができます。
・日曜・祝日・月曜日が定休日
・9時〜17時までの営業時間
保育園に預けながら、働けるお店を運営しています。
時間や曜日の制限があるママ美容師さんが活躍できる「美容室の経営モデル」です。
ご興味のある美容室オーナー様はぜひお問合せ下さい。実際に見学も可能です。
<お問い合わせはコチラまで>
https://revol.co.jp/contact/
今年の10月からは、男性の育児休業の取得を促す「出生時育児休業」もはじまります。
レボルでは美容室の働き方改革を自ら実践し、同じ想いの美容室様を応援していきます。
◎「美容室オーナーが知っておくべきコロナウィルス関連まとめ」はこちら
◎はじめてのオーナー様、「仕組みで売上が上がるレボルシステム」についてはこちら