働き方改革2021スタート!!女性が長く安心して働ける会社へ…

2021/4/20

担当 / 店舗運営部 MGR 加来 愛弓

   

レボルでも2021年4月より働き方改革の一環として、営業時間を1時間短縮しました。女性スタッフが8割を占める店舗で、どのようにすれば長く安心して働けるのかを考えます。

目次------------
(1)働き方改革での女性の活躍とは?
(2)働き方改革をスタートして・・・
(3)女性が長く安心して働ける会社
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(1)働き方改革での女性の活躍とは?

働き方改革においては、女性活躍推進が一つの目玉とされています。これは、すでに女性の実務能力については社会的な認知が進み、女性に対する期待がさらに高まっていることへの表れの一つと言えるでしょう。 

働き方改革では非正規問題も重視されています。多くの女性が出産を機に非正規社員となり、その能力を十分に発揮できていない現状。それを解決する一つのきっかけになると期待を持たせてくれる方針です。 

 

日本の企業の女性活用において、よく指摘される課題は女性管理職の少なさです。内閣府が公表している男女共同参画白書(平成30年版)を見ると、女性管理職比率は2017年のデータで13.2%であり、欧米各国はもとより、シンガポール、マレーシア、フィリピンなど東南アジア諸国よりも低い状況です。 

 

もっとも、これは男女雇用機会均等法以降、当初企業が採用した女性総合職などの人数が若干名であり、管理職適齢期の層に女性が少ないことも理由の一つです。 

男女雇用機会均等法施行後しばらくは、企業にとっても女性の採用は新しい試みであり、どちらかと言えば短期的な視点で女性活用に取り組んでいました。そして女性側も働きながら企業でのポジションを広げてきた経緯があります。 

多くの企業が就労機会を均等にすることを試みた結果、女性の活躍の場が広がってきたと言えます。昇進・昇格の機会を均等にし、育児や介護と両立しやすい環境を整える努力をすることで、マネジメント領域においても女性が能力を発揮できる可能性は十分あるでしょう。

ここにきて女性への社会的期待が大きく変化したのです。 

一般的に、女性は複数のことを同時に進めていくマルチタスクスキルに長けていると言われます。

例えば、家事や育児は複数のことを同時に優先順位をつけて進めていくことが求められます。
 ◆赤ちゃんがお腹を空かして泣いている
 ◆3歳の子は眠くてぐずっている
 ◆そろそろ夕食の準備をしないといけない……など。
小さな子どものいる生活は、こんなことが日常茶飯事です。

優先順位をつけ進めていく、これは仕事を行う上でも非常に役立つスキルでしょう。高いコミュニケーション能力と調整力を活かし、各プロジェクトに優先順位をつけて丁寧に進めていく。これを男性社会に持ち込むことに意義があるのです。

消費者の半分は女性です。男性目線からばかり物事を考えていては、消費者に寄り添うことはできません。女性の意見、男性の意見、両方を反映することで、従来からある商品に新しい価値を付与できるのです。

例えば、日産自動車のコンパクトカー「ノート」は、国内自動車メーカーで初めて、開発責任者に専業主婦の経験がある女性を起用しました。 

後部ドアが大きく開くことで、チャイルドシートに子どもを乗せやすいなど、女性ならではの視点が光っています。2018年度のノートの販売台数は、131.8千台。これは日産の自動車販売数の中で2番目に多い数字であり、高い人気を誇る定番車種となっています(NISSAN MOTOR CORPORATIONより) 

美容室へ来られるお客様の大半は女性です。心地よい空間にするべく女性ならではの細かい気遣い・心配りは必要不可欠です。 

 

(2)働き方改革をスタートして・・・

実際に4月より営業時間を1時間短縮してみてどうか・・・。

1番ありがたいのは、大半のお客様の賛同を得られている事です。夕方に来たいお客様もいらっしゃるし、予約の幅が狭くなるので不安もありました。しかし皆さん「良かったですね!!」「美容師さんは時間が長くて大変ですよね」「いい会社ですね」など、とてもありがたいお言葉をいただいています。

もちろん仕事帰りに来れなくなる・・・と言ったお言葉もありましたが、みなさんご理解いただき予約の時間を調整していただきました。 

営業時間を1時間短くするにあたり、その1時間をどのように使うか各店ごとに1カ月のスケジュールを立てています。大掃除をしたり、お客様へのお誕生日カードの作成をしたり、中間ミーティングをしたりとやるべき事はたくさんあります。いずれも今までは営業時間後(19時以降)にやっていた事です。

そして各店共通ルールとして、週に2日はレッスン日1日以上はノー残業デーを作ることにしています。1カ月のスケジュールが事前に分かっているので、スタッフもプライベートの予定がたてやすいと思います。

メリハリが大事だと考えていて、レッスンなどやる時はやるししっかり結果も出す。何もない日は無駄に残らず早く帰る!常々スタッフに伝えています。

ただ単に営業時間を短縮して早く帰る働き方改革ではなく、目標を達成して結果を出したうえで早く帰れるという事を目指しているのです。 

(3)女性が長く安心して働ける会社

働き方改革を成功させることで、女性が結婚・出産後も美容師として働くイメージができるようになると思います。

少し前までは美容師は拘束時間も長いし、結婚・出産したら退職する人がほとんどでした。そうするしかなかったのです。とても優秀な美容師も同様で、良い人材をそういった事で失うのは、とてももったいないことですね。

多くのお客様・スタッフからの支持があっても、整った環境や協力してくれる人が周りにいないと安心して仕事を続けられません。

レボルには現在育休中のスタッフが6人いて、これから向かえるであろうスタッフもたくさんいます。いずれも今までプライベートの時間を削って、会社の為に尽くしてきてくれた人たちばかりです。

そんなスタッフ達がプライベートも充実させつつ安心して長く働ける会社づくりを今後も目指していきます。 


 

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