スタッフの成長はサロンの成長!鍵を握るのは誰?

2021/11/11

担当 / 店舗運営部 MGR 加来 愛弓

   

美容室はスタッフ(人)が大事です。スタッフの成長なくして、サロンの成長はありません。その人材育成には店長の力が必要不可欠。今回はその人材育成と店長の関係性について考えてみます。

目次------------
(1)店長の役割とは?
(2)スタッフの人材育成
(3)店長に必要な「嫌われる勇気」
(4)まとめ
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スタッフの成長

(1)店長の役割とは?

ヘアサロン店長には必須となってきているサロン運営についてどのような役割・心得で働けば良いのかを考えてみましょう。

昔の美容室で店長に求められる事は、売上が高く技術力を持っていることでした。しかし現在は働き方が変わってきた事もあり、売上・技術だけでなくサロン運営(マネジメントや労務)の知識を持っていることが求められる時になってきました。

皆様のサロンではいかがでしょうか?

スタッフに対して直接関わる機会が多い中間管理職という立場。いかに良い教育を行うかスタッフが辞めたいと思うことのない環境を作れるかということは全て店長にかかっていると言っても過言ではありません。

スタッフのやる気次第で売上や集客が大きく変わってくるのが美容という業界なので、店長の影響力はとても大きいと言えます。

しっかりと売上を作ることができ、スタッフを育て辞めさせないとなると、かなり難しいように感じますよね。

店長とスタッフとでは何が違うのかというと経営しているという意識です。

経営意識とは、ヘアサロンの方針・経済意識・人材育成といったことです。協調性や積極性、責任感はスタッフにも求められますが、店長となると自分だけでなくお店のことや他のスタッフのこと、会社全体のことも考えなくてはなりません。

店長の仕事を一言で表すとすると店舗の運営です。 高品質のサービスになるように質の向上も図ります。 サービスを提供するのはスタッフである美容師なので、スタッフの人材育成も重要な仕事となります。

人材育成

(2)スタッフの人材育成

美容業界は、入社後3年や5年といった早い段階での離職が非常に目立つ業界です。
どうすれば早期離職を防ぐことができるのでしょう。

離職率を下げるためには、若い人材の育成を意識することが大切です。そのひとつとして「責任感を持たせる」ことがポイント。

例えば、シャンプーやパーマなどアシスタントの責任者として、直接顧客とやり取りしてもらう方法があります。顧客に直接触れることにより技術の感想を聞けたりします。その過程で新人に責任感が生まれ、モチベーション向上と仕事へのやりがいに繋がり離職を防ぐことができるでしょう。

スタッフの人材育成

美容院を開業して、経営が安定するには3年かかると言われています。新人を雇い、スタイリストとして戦力とするためにも3年の歳月がかかります。

美容院の開業と同時に新人を雇った場合は、経営が安定するタイミングにスタイリストとして活躍してもらうことを目標にすると良いでしょう。従業員に目標を与えることでモチベーション向上も期待でき、スタイリストが増えれば、より多くの顧客に対応することができます。さらに集客して、客数を増やすことも可能に。

スタッフの目標達成は経営者にとってメリットになることが多く、売上アップに繋がるなど経営を安定させることができるでしょう。毎日の小さな達成がのちに大きな達成につながるのです。

「人を育てる」というのは簡単ではありませんし、すぐには結果は出ません。小さなことの積み重ねが人の成長につながります。

スタッフの成長

(3)店長に必要な「嫌われる勇気」

スタッフを育成するために、店長に求められることがあります。

本当に有能な現場管理者である店長は、スタッフから人望があるのと同時にスタッフから大いに嫌われ、時には恐れられているちょっと「怖い存在」であるべき

現場管理者とは、時には目標未達成のスタッフや、著しく勤務態度の良くないスタッフを叱責することも求められます。そのため必然的に必要悪として「恐れられる」事も店長としてはしかたのないことです。むしろ業務内容の一環であるのではないでしょうか。

しかし、実際はどうでしょう?その役割を果たせているでしょうか?

スタッフの早期離職を恐れ、顔色を伺いながら伝えるべき事を伝えられていない事も多いのではないでしょうか?

だからと言ってそのスタッフが離職せず、右腕となるべく育ってくれているでしょうか?

伝えるべき事を伝えられないのは本当にスタッフの事を思っての行動ではないと思います。普段からスタッフの成長を心から願い接する事で信頼関係がうまれます。

私もたくさんのスタッフと関わってきましたが、成長したなぁと思うスタッフほど本気でぶつかり合いました。そのスタッフを一人前の美容師・社会人に必ず育てるという覚悟がありました。

スタッフの成長はサロンの成長

(4)まとめ

美容師は、人を幸せにする職業です。技術を持った人にしかできないクリエイティブワーク。 美容師個人も、そのための技術と目標はしっかり身につけなくてはなりません。そして、自身も幸せだと感じる環境が必要です。

美容師に限らずどの仕事も教育を受ける期間は壁にぶつかることもあり、挫折を感じることも多いでしょう。しかし、この期間は、独り立ちするために必要です。誰もが経験する道。指導者になった時こそ確認してみてください。

店長が変わるとお店の雰囲気もガラッと変わります。それほどに、店長の影響力は絶大です。経営者と店長、店長とスタッフで今後のビジョンを明確にするコミュニケーションをたくさんとる必要があると思います。

レボルでは直営店での成功・失敗事例が多数あります。ぜひご相談ください。

 

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