美容師の育つ環境づくりとは 新入社員・アシスタントの育成

担当 / 店舗運営部 MGR 加来 愛弓

 

練習嫌い、残業したくない、モチベーションが低い・・・若手美容師の育成に悩むオーナー、店長は大変多いと思います。スタッフのせいにせず、まず、自分たちができることを考えてみましょう。

 

■ ワインディングコンテスト予選にて

 
先日、毎年恒例のワインディングコンテストの九州予選がありました。
レボル主催のコンテストですが、私たちレボル社員にも予選通過ラインがあって、全員が本選に出場できるわけではありません。
38本・130点以上が予選通過ラインとなります。この点数は決して簡単に取れる点ではなく、予選通過も至難の業です。
なぜそこに挑むのか・・・?レボルはパーマ屋です。ワインディングの技術が一番大切なのです。髪を傷ませないオゾンパーマをかけるには、早くて正確な技術力が必要です。
そんな中、全員が予選通過を目指して毎日夜遅くまで、お休みも返上で練習して挑むのがこのワインディングコンテストです。
 

 
即日結果が分かりますので、予選通過できたかはすぐに発表されます。私が所属する店舗では4名のスタッフが出場し、3名が予選通過できました。予選通過できなかったスタッフは2年目の子で、まだまだこれからの伸びしろがたくさんある子です。
何度も言いますが、予選通過レベルは高いです。結果が発表されたあと、彼女は悔しくて号泣していました。正直びっくりしました。と同時にとても嬉しかったです。もう5年も挑戦していても一度も予選通過できないスタッフもいます。そんな中、あきらめずにで予選通過しようと練習し、本気だったからこその悔し涙だったと思います。
 

■ 最初からやる気満々のスタッフばかりではない

 
私が所属する店舗は、先輩がよく練習をします。何事にも良くも悪くも真面目なのです。ワイコンに関してもかなりの練習量です。その練習に2年目の子が本当によくついてきました。
彼女は中途入社で前職との関係で、最初はバイト採用でした。その後、正社員になったのですが、いざ正社員になる時、「私このままバイトでいいな・・・」なんて漏らしていた子です。そんな子が1年後にはコンテストの結果で悔し涙を流すくらいに成長したのです。
何でもそうですが、環境って大切だと思うのです。特に美容師、アシスタント時代は大切です。
それが当たり前になるからです。うちの店舗はもともと良いスタッフが多くていいねとよく言われます。確かにスタッフには恵まれていると思います。もともと本人が持っている人間性・スキル・努力もおおいにあると思います。
でもそれだけではないとも思います。他の所で同じように成長できたでしょうか?他の先輩スタッフにしても同じです。中途入社・移動してきたスタッフ・パートさん。やはりそうさせる環境づくりが本当に大切だと私は考えています。
私は長年今の店舗の店長を務めてきましたが、去年の10月より退き他のスタッフが店長をしてくれています。現店長が2年目の子の教育係です。とてもよく面倒を見てくれています。だからこその成長です。とても嬉しく思います。
 

 

■ スタッフが育つ環境づくりは先輩から

 
私は残業が嫌いです。営業が終わったら早く帰りたいのです。でもやる事をやらないのも嫌いです。「やる事はやって結果も出すけど早く帰る!!」これがモットーだとスタッフにも公言しています。
公言しているからには、私が一番やるべき事をやって、結果も出さなければいけません。公言しているのは自分へのプレッシャーでもあります。
ほとんどの事は営業の中で学べるOJTだと考えています。もちろんそこで足りないことはレッスンをします。
意味もなく残る・・・この時間なんの時間なんだろう・・・というのは大嫌いです。
スタッフ全員が結果を出せる環境を整えるのが先輩の仕事だと考えています。結果がでないと仕事はつまらなくなります。最初は小さな結果でもいいと思うのです。先輩・後輩がお互いに成長を実感できる環境をいちど作れれば、後からその中に入ってきたスタッフは自然に同じように育ちます。
あの子はこうだから・・・と決めつけて嘆いていてもしょうがないのです。
一人でも後輩がいる方には、今どんな環境で後輩を育てようとしているのか・・・一度考えてみてほしいです。