美容師の給与・年収は? 生涯現役ママ美容師の働き方改革へチャレンジ

担当 / 店舗運営部 MGR 永澤 瞳

美容師という職業を選ぶうえで、やりがいや人を喜ばせることが好きなど人それぞれ選ぶ要素はあると思いますが、美容師の給与所得を重要な要素として考えている方もいるのではないでしょうか

 

■ 美容師の給与と平均年齢、在籍年数

平成29年賃金構造基本統計調査をもとに美容師・理容師の年間給与・勤務年数等をみてみましょう。
女性の美容師・理容師の企業別の労働者数で加重平均した年間給与は284.2万円でした。
規模に応じた年間給与
1000名以上 302.2万円
100~999名 289.2万円
10~99名  280.9万円
職業別でみると129職業のうちワースト11です。

 
企業ごとの年齢は平均で31.5歳、勤務年数は6.5年
1000名以上 35.4歳 6.8年
100~999名 30.8歳 6.6年
10~99名  31.3歳 6.5年
 
勤務年数は3年で80%の離職率といわれていましたし、1サロンで平均勤続年数が2年ということもあったので改善されていますね。
 

■ 美容室の発展・成長に女性スタッフの活躍がキーワードに

また、総務省によると日本の労働市場において女性の比率が2016年で46%を占めています。2002年には42%だったことを考えると女性の社会進出・役割が拡大していることがわかります。そしてこれからもっともっと拡大していくことが考えられます。
女性の社会進出の中で、レボルにはマリーチェという主婦だけで運営している形態のお店があります。
マリーチェで働いているスタッフは全員子供がいるママたちです。成人に近いお子さんがいるスタッフから下は3歳くらいのお子さんがいるスタッフまで様々です。

 
日曜日に子供を預けられる場所がないため、日月祝日が休みで閉店時間が17時の美容室です。また社員と同様の形態なので社会保険・ボーナスも完備しています。
美容師ですと練習をし、技術を磨く必要性がありますが、マリーチェの場合は、月に1回の月曜日(公休日)を1日かけて練習をする日も設けているため、スキルアップもできる環境にしています。

 
一度出産して離職した方が時間の問題や休みの問題で美容師をあきらめざるを得ない方たちがまたやりたいと思えることが女性の社会進出を増やすいい機会になりますね。
 
平成28年度の調査によれば、美容学校への入学者の男女比は、おおむね男性1に対し女性2.6となっています。約72%が女性です。元々、美容業界は女性比率の多い職業ですからこの先女性が今以上に活躍できる場にしていきたいですね。