美容師の会話力・提案力アップ

担当 / 店舗運営部 MGR 永澤 瞳

レボルでは月に一度のペースでスタッフ育成のためのプレゼン試験を行っています。技術力だけでなく、お客様にわかりやすく伝えられるのか、プレゼンテーション力をみる試験です。

 
■プレゼン試験
美容室のプレゼン試験と聞くと構えた感じになりますが、レボルの美容師はスタッフのレベルに合わせて題目が決まっていてそれをひとりずつ試験していきます。ちなみに、採点者はMGRです。

例えば、アシスタントクラスだと、
1年目は商品の説明
2年目はカラー剤について
3年目はパーマについてとレボルのシステム全体について
その上のスタイリストクラスは、上級プレゼンというのがあり、自分の課題とお店の課題を課題抽出から対策まで話してもらいます。
 
■プレゼン試験の目的
このプレゼン試験は、美容師の伝える力が弱くなっていると感じ、スキルアップのためにはじめました。
レボルの美容師は、人に伝える仕事が多いです。知識は持っていても、アウトプットをする場所がなく、忘れてしまったら勉強した意味がありません。よくありがちなのは、何を話したら良いのかを聞くパターンです。プレゼン試験には、答えはありません。
題目に合わせて自分で何を話したら良いのかを考えて試験に臨みます。
話していく順番や、価格、お店でどんな取り組みをしているかなどを初めて聞く方がいいねと言ってもらえるように話します。
声のトーンや大きさ、笑顔、語尾の使い方、話し方も合否を決める大事な要素です。
パンフレットに書いてある事をただ話すのではなく、そこにない情報を取り入れて話さなければパンフレットを読んでいるのと同じです。誰が読んでも同じになり、あえてプレゼン試験にしている良さは出ません。
どんな事でもわかりやすく伝える基本はあり、プレゼン試験でも「起承転結」を考えないと相手には伝わりません。
こういった事を考えて、繰り返し実践していくことで、日常のお客様との会話にも力強さが出てきます。
このプレゼン試験に合格すると、自信がつくのがわかります。なぜならスタッフの店販売上や、パーマ比率等が上がってくるからです。また、お店でこのような育成に取り組むと、やるべきことが整理され明確になっていきますし、出来ていないスタッフがいれば、みんなでやっていこうという気持ちにもなりチームワークも良くなっていきます。

■オンリーワンの提案ができる美容師になる
美容師の仕事は技術が半分、接客が半分です。少し前の時代であれば、技術が上手かったらお客様がつく事も考えられましたが、今の時代はそういう訳にはいきません。
技術の練習は日々の努力と訓練で養われていきます、接客力も同様のはずですが、普段なかなか目が向きません。接客と言っても色々な要素がありますが、中でも人に伝えるという事、これは相手がいて出来る事であり、美容師として自分の思いを伝える事はとても大事です。
お客様の言われるがままでは、自分の思い、自分らしさを提案出来ず、他の美容師との差を感じて頂けません。
・この商品を使ったら髪がもっと綺麗になる
・スタイルをもっとこうした方が可愛くなる
・この色にしたらもっと似合う

このような提案できる美容師がそのお客様にとっての 「Only one 」の美容師になれることができるのではないでしょうか。