美容室パーマ比率アップ!パーマを増やす考え方

担当 / 取締役 中村 文男

 

パーマ比率50%以上を如何に達成するか?
これは、レボル創業から30年間の一貫した提案です。

 

  • パーマ比率を重点目標に

先月のレボル直営店11店舗合計の技術客数は3,898人でした。
パーマをされた方は1,768人で、パーマ比率は45.4%です。
その内、カラー&パーマをされた方は、1550人で39.8%です。
11店舗中、パーマ比率が50%を超えていたのは3店舗でした。
 
今年初の幹部会において、創業以来の方針であるパーマ比率50%以上を如何にして達成するのか、真剣に話し合われました。
 

 

  • パーマが増えない負のスパイラル

美容業界を取り巻く環境を見ますと、30年前はパーマ比率が50%以上はもとより、60%以上とか、70%を超えるサロンさんが沢山在りました。そう言うサロンさんは例外なく利益を出しておられました。
 
しかしながらこの30年間で、美容業界のパーマ比率は年々減少しております。
現在パーマ比率が20%前後は良い方で、10%以下のサロンさんも多く見かけられます。
 
原因としては、
縮毛矯正の流行、カラーブームなどによりパーマスタイルが減少


美容師さんのワインディング機会が減る

ワインディング技術の劣化

パーマスタイルに自信がない

パーマの提案を積極的にしない

パーマをする人が更に少なくなる。
こう言う負の連鎖が働いていると思います。
 
 

  • パーマ強化はブルーオーシャン戦略

パーマ離れを起こしている現代だからこそ、積極的にパーマを提案して先ずは40%、更に50%以上になると、それは完全なブルーオーシャン戦略であると思います。
 
パーマ離れの負の連鎖を断ち切るため、レボルは、日本で唯一の年間230日以上稼働の実践トレーニングセンターを30年間運営しております。一日5人以上のモニターさんにワインディングやウェーブヘアーのカットに入ることを5日間繰り返すと、苦手意識がなくなり、パーマに自信が持てて、パーマの提案が増えるというプラスの展開になります。
 
トレーニングセンターでは、お客様の髪と時間を大切にするタイムアップの考え方も重視しております。人頭での施術を沢山経験することで、2時間半以内でカラー&パーマを施術出来るようになります。
 
また、5分間でロットを何本綺麗に巻けるか!というワインディング大会を30年間継続して行っています。13年前からは、5分巻きと全頭巻きの両方を25分以内で行う、バイアスロン部門も設けました。更に6年前からは全頭巻きを二人がペアになって行うペアワインド部門を設けて、サロンワークに実践的に役立つ大会を行っております。
 
これは熱を加える機械などに頼るのではなく、基本的なワインディングの技術を磨くことが、髪と頭皮に優しい上質なパーマの仕上がりになるからです。
 

  • パーマ剤のリニューアル

そして、更に上質なパーマ実現とコスト削減の為に、レボルの創業以来30年間作り続けて来ましたパーマ剤と関連する処理剤を、今月初めてリニューアルしました。30年間も同じパーマ剤を販売させて頂いたこと自体、美容業界では稀有な事例だと思います。
 

 
これまでに30年間、あるいは20年間の長きに渡りご愛用頂いているサロン様から、『このパーマ剤以外は使えない。だから変えないでね。』と言う意見も沢山頂いて来ましたので、
リニューアルにあたり慎重に行いました。4年前に構想を練り、これまでの手触りの良さとデザイン性を保つというコンセプトを柱に、最新の原料を吟味して配合しました。そして出来上がった試作品を、1年前よりトレーニングセンターや直営店にて検証を行い、これまでよりも更に質感が良く、安心安全なパーマ剤が出来上がりました。
 
レボルは最高の薬剤だけで、パーマ比率50%以上が達成できるとは考えておりません。
最高の薬剤+美容師さんの技術力+経営戦略などが相まって、実現できることだと考えております。
 

 
少子高齢化の現代だからこそ、上質なパーマを求めるお客様は潜在的に多くおられます。
パーマ比率50%以上を目指す、美容業界におけるブルーオーシャン戦略をレボルと共に実践されては如何でしょうか!