美容室の目標設定

担当 / 営業部 MGR 佐藤 雅也

美容室の成長には目標設定が重要です。今月の個人目標をはっきり言えますか?

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お取引様サロンでミーティングをさせていただいておりますと、気になることがあります。
目標についてです。
サロン様ごと、だいたい目標を立てておりますが、その目標を「覚えている」人は結構少ないです。もちろん、その目標は「スタイリストデビュー」だったり、「技売50万」だったり、「店販10万」とか「前年対比110%」などサロン様ごと、美容師様ごとそれぞれだと思いますので、目標が違うことに問題はないです。ただ、問題はそれを「覚えている」かどうかです。
 
「覚えていない」ということはどういうことか、「こだわっていない」ということで、また言い方を変えると「目標に意味がない」ということです。
 
目標とは、目指すべきものであり、将来の自分の姿であり、目標達成ということはその「将来の姿」になったとか、近づいていることを実感し、成長を感じられる為のものです。
それを「覚えていない」は目指す姿を忘れていることになり、日々の行動も惰性になります。
 
その行動を続けて成長するでしょうか?
答えは、成長しません。
むしろ、このまま続けてもいいのだろうか、これであっているのだろうかなどと、悩みが増え、将来の目指す姿へ到達する時間ばかりかかるようになります
 
では、どうするべきなのか?
それは、「目標を具体的に描く」ことと、「目標に意味をつける」ことです。
 
■目標を具体的に描く
例えば、技売50万を目標とした場合、どのようにしたら達成するのか?
50名のお客様で達成しようとしたときには技術単価が1万円になります。
お店のメニュー構成の中で、また、自分の力量で1万円ができるのか?
出来ないのであれば、接客能力・技術能力を高めなければなりませんし、また50名から100名のお客様に関わることが必要になります。
 
ここまで考えた時に、1万円の技術単価を上げられるための能力が目標になりますし、また、集客を100名することが目標になります。
ここまででも考えることが出来たら、やるべきことも具体的になります。
技術単価を上げる為にパーマやトリートメントなどのメニューをどのお客様に施術してもらえればいいのか、100名を担当する為に自分で何人集客すればいいのか、100名をする為に、どう時間を使っていくべきなのか?
これが、具体的計画になり、行動になります。
この行動をし続けることができれば、必ず目標達成できると感じることが大切ですし、目標達成にこだわることになります。
 
■目標に意味をつける
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この目標を達成できると自分になにかが返ってくる。
お金もそうですし、役職・役割の拡大など、自分へのメリットがどれだけ感じられるかをイメージすることでその目標を「こだわる」ことができるようになります。
仕事は人生の一部です。ただ、人生の大半は仕事にあてられます。その人生を豊かにするためには、やはり仕事が厳しくも楽しく、メリットを実感できる環境でなければ続きません。ただ、それをどう作り上げられるかは、お店の環境がどうこうではなく、自分自身が「目標」を持つことです。
 
私自身も多くのサロン様と係らせていただいておりますが圧倒的に成果をあげられるサロン様は「目標」が「具体的」かつ「明確」であるサロンです。
なかなか、思うように成果が上がらないサロン様は「目標」を立てるだけでなく、「こだわって」いただくことに重きを置いていただけると「変化」が感じられると思います。