生産性UPを考える

ついに美容室でも「ペッパー君」導入店が!美容室も生産性向上を本気で考える時代に

■ ペッパー君導入の背景

長くお付き合いのある大手美容室オーナー様から相談を受けました。
「サロンにペッパー君を導入したいと思うけど、どう思う?」
僕は、即答で
「いいですね!賛成です!」
と答えました。それはずっと考えていたある課題があったからです。
なぜペッパー君を導入するのか。
少し前から家電店や携帯ショップなどでペッパー君をよく見かけるようになりました。お客様の案内役として活躍しています。今なら話題性もあるでしょうが、狙いはずばり「生産性向上」です。

■ サービス業の生産性向上が、政府の方針に

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政府は日本の国内生産(GDP)の7割を占めるサービス業の生産性向上にむけ様々な対策を打ち出しています。安倍首相は今月4日、サービス業の生産性の伸びを2020年までに現状の2倍に高める方針を官民対話で打ち出しました。補助金や税制、融資などあらゆる面で支援策が決まってきます。
むずかしい点は置いておいて、美容室では
「生産性」 = 「ひとりスタッフあたり売上(月)」
を指すことが多いですね。生産性が低いから社会保険に加入できない・・・なんてよく言われます。確かにその通り。レボルでも生産性を80万程度で目標を考えています。
では、ペッパー君は「ひとり」なのか?と疑問です。(レンタル形式で月6万円程度のようです。)
という事は、ペッパー君はアシスタントの1/3程度の仕事をしてくれれば、割があいそうです。しかも休みはいらず、24時間労働も可能。なかなか優秀なスタッフです。
前述のオーナー様は大型店の為、フロントスタッフがいますが、その変わりにMENU紹介をしたり、店販商品説明をしたり、または社員への伝達用としての利用を考えているとの事でした。
もともと、美容師が少なくなる中、美容師でなくてもよい仕事はどんどん割くべきです。医師も地方では不足が深刻で、電子カルテを使った効率UPが図られ、また同時に医師以外のスタッフの戦力化に取り組んでいます。
美容師がやっている仕事で、美容師でなくても良い仕事が3割程度あると感じています。今後この仕事を美容師でないスタッフが、ロボットが、外人が・・・やる事で生産性を上げることができるとずっと考えていました。相当、壁はありますが(笑)。
ところで、ペッパー君に店販手当が付くのでしょうか!?

■ 時間効率にこだわる

美容室では「ひとりスタッフあたり売上」ですが、レボルでは20年以上前から「1分あたり売上」にこだわり、経営モデルをつくってきました。一般的にも生産性を出す場合は、時間で考えます。
ページがなくなってきたので、この「1分あたり売上」を重視した経営モデルの話はまた今度にしますが、みなさんの美容室でも、全員が時間を意識して仕事するだけで、効率UP、生産性UPはまだまだ十分にできると思います。
ペッパー君はその後でもよいでしょう(笑)