気遣いできる美容師とそうでない美容師の差 美容室の接客 おもてなし 接遇

担当 / 店舗運営武 MGR 外越 雄喜

皆さん明けましておめでとうございます、レボルの外越です。
レボルは1月で28期の半期が終わります。期末の7月最後まで走り続けて行きます。そこで、もう一度基本に戻り橋口が上げたスローガンを考えたいと思います。
株式会社レボルの今期スローガンは
「ちょっとした気遣い・ちょっとした提案」
です。

■ふと感じた、ちょっとした気遣い
そんな事を考えていたら、家のポストに某運送会社の配達員からコメントと一緒に不在連絡表がポストに入っていました。

皆さん貰った事ありますか?有る方は、このコメントを見て同じ思いになったと思います。
郵送代がここ最近高くなってる事を、皆さん知っているかと思いますが、一番の理由が、指定した時間に受け取り側が家に居ない事です。そのため何回も配達し、人手が足りなかったり、遅くまでの労働時間になってしまうから郵送代が上がっています。
この郵送物は時間指定ではなかったのですが、田舎から果物が送られて、来て若干重い荷物でした。その配達員からのメッセージでした。
ちょっとした気遣いで受け取る側も申し訳ないなと感じました。
さいわい私が住んでいるマンションは、預かりボックスが有るのでそこに入っていましたので良かったです。
 
■美容師は人の身体をさわるサービス業
皆さんはお店にいる時ちょっとした提案。ちょっとした気遣いしていますか?
特に私達美容師は、お客様を触る仕事です。
美容業にはいろんな言い方が有ります。
「サービス業」、「技術職」など。他の職業でも同じ事を言う職業は有るかと思いますが、人に触るサービス業は美容師だけとも言われます。特に施術中に会話しながら触ることも美容師位だと思います。
思いが施術に伝わり直接お客様へ伝わってしまいます。
私も若い時よく失敗しました。
これから話すことは、素人の方はわからないと思いますが、同業者の方は、経験有ると思います。
昔レボルは直営の美容室が有りませんでした。メーカーのインストラクターで、いろんな取引サロン様へ派遣に行くことが主な仕事でした。
私は19歳有るサロンに派遣に行き、いつも通りシャンプー台でオゾントリートメントをしていました。
その時は、前の日に遅くまで遊んでいた事も有り寝不足でした。シャンプー台はポカポカ暖かく施術しながらウトウトしていたら、案の定お客様からクレームをいただきました。そして社長に報告され激怒されました。
その後、お店には出入り禁止となり凹みました。数年は行かせていただけなかったと思います。

その時社長から言われたことが「お客様には手から気持ちが伝わるんだよ」と、言われて反省しました。
2度とやらなかったです。
あの時、気持ちを込めて気遣いを心に入れていたらもっと良かったのにと思いました。
 
■普段の基本行動がお客様に伝わる
もうひとつ最後に、去年12月の話です。
昨年からレボルでは、「ミセスクイーンコンテスト」のスポンサーになりました。失礼ですが、年齢の割にはとても綺麗な方ばかりでビックリしました。

そのご縁で、モデルさんの、お母様の髪の毛を施術させて頂く機会がありました。その方は私達とは違う美容室でパーマに失敗し、バサバサ、枝毛、オーバータイムでした。
当日に言えなかったので、後日モデルさんの担当者である副社長から、「お母様にレボルでパーマをさせてほしい」とお願いをしてもらいました。
オゾンパーマであれば絶対綺麗にできるから私にさせて欲しいと伝えました。願いが叶い、施術した時にお客様から一言「あなたは、髪の毛の事を本当に大切にしてくれるのね」と言って頂きました。私は普通の事をしただけなのにお客様にはそんな風に伝わっていました。

皆さん忘れていませんか?普通のことがお客様にとって普通で無いことも多々あります。
基本に戻りませんか?
今年も新たな年になりました。我々美容師はお客様を、髪の毛から心まで綺麗にする仕事です。
新規客が減っていく中で少ない新規客を如何に固定化出来るのかは、ちょっとした気遣いとちょっとした提案です。