女性客を増やす為の考え方 美容室メンズ比率、ターゲット設定

担当 / ブランド開発部 MGR  佐々木誠

消費全体の8割に関与すると言われる女性の消費は年々加速度的に高まって来ています。
如何に女性客を獲得して固定化することは成長戦略の柱とも言われています。
 
美容室のお客様の大半はその女性です。
裏を返せばターゲットとなる女性が能動的にご来店頂けるのが美容室なのです。
 
ですが、美容室の飽和、昨今の不況の煽りで売上が思う様に伸びないと頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?

 
美容室の月額利用金額
・エステ・マッサージ   8,027円
・美容院   6,063円
・エクササイズ・ジム   8,234円
 
年代別に見たら各年代で異なる特徴はありますが、女性全体の平均月額費用は各項目で10,000円以下という調査結果も出ています。
美容や健康にかかっている費用、またはかけられる費用について、様々な調査が各社で実施されていますが、女性が1ヶ月あたり、あるいは1回にかけて良いと思っている金額は3,000円〜8,000円が相場と言われています。

これはあくまでも相場なのですべてのお客様がそうだというものではありません。
勿論、それ以上に費用をかけている方もたくさんいらっしゃいます。
 
しかし売上が下がっている現実に向き合って変えていかなければいけないのも事実です。そこでターゲットが女性であるのなら、問題を複雑に考えるのではなくシンプルにまずは「女性消費者を理解する」視点で戦略の見直し・設計を考えてみなければなりません。
今までには決して見えてこなかった部分に、問題や改善点がスムーズに見えてくるケースは実に多いのです。
 
それはどういう考え方かというと「今ターゲット女性の人生に何が起きているか?」という部分に最も注視するという考え方です。
この部分を良く考え戦略に落とし込んでいるか?で女性の「買う、買わない」が決まってくると言われています。

多様化する価値観
女性の生き方が多様化したことにより、女性の価値観・消費行動が複雑化してきています。
例えば同じ30代女性でも既婚・未婚や共働き・専業主婦、子供の有無などで女性は全く異なる価値観を持っていることが見えて来るのです。
 
共働き子有の女性は毎日仕事に家事に育児に追われ、とにかく時間がないです。
一人になって落ち着く時間も無く、また時間が全体的に足りないと常に不満を持っている方も多いのが特徴です。
そのため、時短を実現してくれる商品やサービスに対しては多少価格が高くても惜しみなく購入をする傾向にあります。
 
それに対しシニア層一人暮らし専業主婦の場合、一人暮らしのため一日誰とも会話をせずに終わってしまうこともあります。
そのため人との繋がりに非常に価値を置いているため、人との会話や交流ができるサービスや商品を好む傾向にあると言われます。
従って時短商品やサービスへのニーズがないのは当然とも言えます。
 
つまり、異なる価値観に合わせて、異なる施策を行う必要があるのです。
ここを理解していないと女性の共感を得ることができない施策を続け、何をやっても上手くいかないと永遠と愚痴を言い続けることになるのです。

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