人不足が深刻になる中、子育てを死ながら働くママさん美容師の活躍がサロン経営のキーワードになってきました。レボル直営店の主婦の店「マリーチェ」に見学にこられるサロン様が増えています。 |
■主婦だけで運営する美容師形態「マリーチェ」
育児による美容師の離職をとめたくて、レボルでは2010年にマリーチェをオープンしました。
「子育てしながら働く」「主婦スタッフだけではじめる」という事で
・日曜、月曜、祝日定休日
・9時~17時勤務
・正社員で月給制 社保・賞与・退職金あり
という思い切った営業形態です。
祝日休みは悩みましたが、子供が保育園に預けられないのだから、休んじゃおうと決心しました。
オープン当初、求人をすると、他の美容室では休み、残業時間、給与が主な理由で、美容師として働くことをあきらめそうだったスタッフが多く応募してくれました。
また、東京の直営美容室で店長をやっていたスタッフが、産休明けに、わざわざ引っ越しまでしてくれて、マリーチェで働いてくれました。(チバちゃん本当にありがとう。)店長まで務めたスキルの高いスタッフが辞めずにすんで、会社への貢献度ははかりしれません。
最近は、スタッフの離職や採用難で悩むオーナー様が大変多く、毎週のように見学に来ています。先週もスタッフ7人を連れて東京から見学に来ていただいたサロン様がありました。
また、実際に「マリーチェ」と同じやり方で新店を出されたお取引サロン様が数社あります。
美容室マリーチェ 埼玉県上尾市今泉1-40-8 TEL 048-782-7714 営業時間 9時~17時 毎週日曜・月曜・祝日定休 |
■主婦だけのお店の利点
3人のスタッフのがんばりで、3年目から売上は年間で2,400万になっており、それ以降も安定しています。
極端に少ない営業時間、営業日数でも生産性を高めるコツがわかってきました。今後2号店を考えています。
長くサロンを経営していると、若い正社員と主婦パートが混在するようになります。レボルもそうでした。そうなると、独身の若いスタッフは、どうしても子育ての苦労がわかりません。パートさんだけ「早く帰る」、「朝礼終礼にいない」、「掃除しない」、「時給のほうが高いのでは!?」、「日曜私も休みたい」・・・などどんどん不満が出てきます。
マリーチェではスタッフが主婦ばかりですので、話題や悩みが共有されます。子供が具合が悪くなったらお互いが助け合い、全員が正社員ですので、コミュニケーションもとれ、チームワークが高まります。いい意味でみんな大人ですので、(いろいろグチはあるものの(笑)、最後は売上を上げるためにどうするか、よく考え実践しています。
このレボルの取組みは、埼玉県の「多様な働き方実践企業」の認定を受けました。
人材不足に悩む美容室オーナー様に、今後も提案していきたいと思います。