世の中の流れから見る美容室の今後 社員満足

担当 / 営業部 MGR 佐藤 雅也

川口で行われたセミナーに参加しました。
テーマは「日本の今、成熟社会の変化を掴んでビジネスのこれからを考える」というものでした。表現は難しいものですが、簡単に言うと、今まで通りのやり方では通用しなくなっている状況をどのように変えていくか、というものでした。

 
もちろん、セミナー中に答えがあるわけではありません。ですが、非常に気づきを得られる内容でした。そこでの気づきをお伝えできればと思います。
 
 

  • ビジネスの前提条件が変わった

 
第2次世界大戦が終わり、戦後のビジネスモデルの前提は、人口増加を前提としたものでした。人は常に増えていくので、いいモノを作り、それを販売していくことで十分とのことでした。(もちろん、それだけではありませんが)
 
ただ、2006年以降、人口は減少していっています。いいモノだからといっても売れるわけでもなく、また、購買の中心となる世代の嗜好も様変わりしているので、そもそも求めるものが変わってきている。決定的に今までと同じやり方では、苦しむしかないというものです。
 
 
聞いている中で、人口減少を美容室で考えてみました。
まず、新規集客が難しく、どの店舗を見ても成功していると言える美容室は正直あまり聞きません。HP、外部主客サイト、ブログ、Twitter、インスタ、Facebook、折込チラシ、ハント、ポスティングなど手法は様々とありますが、これだ!というものはどの美容室もないと思われます。

 
働き手の人材不足です。美容師になる人が少なくなり、こちらも取り合いです。
弊社も全国の専門学校や高校を巡り、なんとか採用活動をしております。
前回ブログ参照(https://revol.co.jp/blog/jinji-kyoiku/4949/
 
また、採ることも大切ですが、辞めずに成長することこれも重要です。ただ、求人が大変多く、美容師は美容室をいくらでも選べます、若ければ特にそうです。その中でスタッフを成長させて、尚且つ、離職をさせないでいくことをオーナー様も店長様も求められるので、非常に現場は大変です。
 
 

  • 社員の満足へ1歩ずつ行動する

 
セミナーの中で、一つ答えを挙げるならば「社員満足を高めること」でした。
どの美容室も「顧客満足」を掲げ、何でもお客様のためにという考えでやられています。
もちろん、非常に正しく、それは大前提にあるものです。
 
ただ、そのお客様のために、社員が疲弊してはいけませんし、社員が楽しんでいるからこそ、お客様も楽しんでいてくれると思います。
社員が満足して働いている会社は、求人する必要性はなくなります。
誰かを連れてきてくれるからです。
 
社員が満足している会社はお客様も満足していただけています。満足してくれるお客様でしたら、他のお客様を連れてきてくれます。
こうなったらいいのでは、と思いました。
 
 
ただ、これは非常に理想的な話です。
このような状況にしていくまでにはたくさんの苦労があると思います。それだけやっても、出来るかどうかは分かりません。でも、出来ている会社はあります。
 
例を挙げるなら、ディズニーランドです。求人は定期的に何回か求人を出せば、必ず定員以上集まり、その中からいい人を採用しています。ディズニーランドに行く人はリピートがほとんどです。また、行った人が新しい人を連れてきます。
 
美容室の場合には、そんなに多くの従業員ではなく、そんなに多くのお客様を集めなくても十分です。では、考え方でそこを目指すことは出来るのではないのでしょうか?
 
という意見を弊社の店長と話したところ、お店で勉強会をやることになり、それだったら、あそこも誘ってやろうとなり、結局25名くらいで勉強会を行いました。
 
大事なのは行動していくことだと感じましたし、これだけの人数が参加してくれることに感謝と感動を感じました。
 

 
セミナーを受けたことで、このような気づきと結果が得られました。
私どもでも様々なセミナーや個別相談などを行っています。
まずは、ご相談いただければ、得られるものが必ずあります。
 
現状は厳しいからこそ、話す中でいろいろな気づきがありますので、ぜひ、ご相談ください。