リンゴの木1年会員になってみました

担当 / 取締役 中村 文男

 

今年初めて、以前から友人に勧められていた、長野県佐久市で行われているリンゴの木1年会員に参加しました。
こちらは、1口20,000円で1本のリンゴの木の1年会員(オーナー)になる制度です。
5月に沢山のリンゴの木の中から、好みの木を選び名札を付けます。そして、花摘みをして一つの枝に一つの実が成るように選別します。

 

 
 
 
 
 
 
■ リンゴの木1年会員とは
6月には、それでも余分な実を摘みます。
9月には、幾つかのリンゴに名入れのシールを貼ります。

 
 
 
 
 
10月には、葉摘みをして、鮮やかな赤いリンゴになるようにします。
11月に、待ちに待った収穫です。
 
会員になると、この5回の行事に出来れば、参加して欲しいと言われます。都合の悪い方は、何回か!或いは全てを農園の方にお願いすることは出来ます。
私も、10月に葉摘みは友人にお願いしましたが、それ以外の行事には参加できて良かったと思います。
 
農園には1000本以上のリンゴの木がありますが、その中の一角の約100本が、リンゴの木会員の対象になり、ほぼ完売の状態でした。
私の木から今回は、200個近くのリンゴを収穫出来ました。
コストを考えると、1個あたり100円になりますが、交通費や労力を考えると、コスパは全く良くありません。(笑)
 
収穫したリンゴを、親戚や会社の人、お客様や友人に配ったところ、大変好評でした。
また、リンゴが出来上がるまでのプロセスを今回初めて体験することが出来て、如何に農家の方が労力を掛けてリンゴを育てているのか実感できました。
 
友人は4年間続けて会員になっており、私も来年も参加させて頂こうと思います。農園の方に伺いますと、リピーターの方がほとんどだそうです。
 

 
 
 
 
 
 
■ 農業への関心の高さ、すばらしさを実感
今、テレビのドラマなどでも、斜陽産業となりつつある日本の農業をどのように変えていくか?話題になっています。
行事の度に佐久市役所の方や、地元新聞社の記者の方が来られていて、インタビューされます。地域においても新しい農業の在り方に関心が高いようです。参加されているオーナーの方々も、埼玉県や東京都や神奈川県と県外の方が多いようです。ご家族で来られて迷いながら木を選び、楽しそうに収穫をされています。普段は農業に接していない方でも、リンゴを育てて、収穫できた喜びはお金には代えられないと思います。
私達はこのような体験をする事により、農業の素晴らしさを実感出来ます。
農園の方にとっても、前金で約200万円の年会費が入ることで経営が安定する、ウィンーウィンの関係になっていると思います。
これはレボルの提案している、1年間カラーを通して綺麗でいて頂くことをお客様と共有する、カラー会員制度に共通する事を感じます。
 
■ 美容室でもお客様をファンに
さて、美容業界において体験型は何かあるか?と考えました。
例えば、何日か地域の中学生が職場体験で入店する場面があります。その時に、お客様をキレイにできて、喜んで頂けるシーンを目の当たりにすれば、中学生もワクワクできて、将来美容師を目指す方が増えるのではないでしょうか!
 
また、コンテストや店内の練習風景を写真や動画などで、お客様にも見て頂いては如何でしょうか。講習会などで学んだ事をニューズレターなどで披露するのも良いと思います。これには、内容の濃い練習や学びをすることが前提となります。
 
美容師さんの学んでいる事や、練習に励んでいる事をお客様に知って頂く機会は少ないです。このようにして、お客様と情報を共有できると、ウィンーウィンの関係に近づくと思います。