ディスプレイ、POPを見直そう

商品陳列、POPが上手なサロン、センスの良いサロンは、やっぱり店販が出ています。ちょっとした意識、工夫をしてみませんか?

他業界では、商品仕入、陳列、販促のプロがいます。
よくアパレルで使用されていますが、「マーチャンダイザー」という職種があります。アパレルだけでなく他にも流通業界で重要な役割を担う職種で、「MD」と略されることもありますが、知らないという方がほとんどだと思います。
マーチャンダイザーについて解説すると、マーチャンダイジングとは商品化計画のこと。マーチャンダイザーはアパレルメーカーやデパートなどで商品の開発や販売に関する計画の管理、さらには予算管理といった業務を担当します。
具体的には、市場調査や売り上げの動向について分析し、新商品をどのように開発するか計画を立てたり、商品開発をした後ではプロモーション活動、商品陳列などを行なったり、と手がける業務は実に多彩。流通業において欠かせない役割を担っています。
マーチャンダイザーは、担当ブランドの売上責任を一手に担っており、最重要な仕事です。どのように商品を陳列し、いつ入れ替え、どの位の量にして、売れるためにはどう見せるのか・・・専門職として力を発揮しています。
最近では、マーチャンダイザーの役割が拡大し、商品を仕入れるバイヤーのような仕事を担当することもあれば、広告の制作や商品の販促に関する業務を担当することもあります。幅広い業務を担当するうえで重要なのが、消費者のニーズや世間のブームなどを見極めていくセンスす。さらに、商品の企画や販売そして流通について総合的に把握することが必要になります。“深く広い視点”が求められるプロの職種だといえるでしょう。
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ディスプレイや陳列、POPを見直そう
マーチャンダイザーに聞いてみました、売上を上げる陳列について注意すること
・店舗の照明 (照度、直接照明、関節照明)
・照明器具 (ダウンライト、ブランケット、ペンダント) 見せる照明
・店内の色、販促物の色
・商品陳列のゴールデンゾーンづくり、ヴィジュアル管理
・陳列方法
自分も経験がありますが、例えばドラッグストアの棚の幅90cmの一部を自社商品でもらうのに、メーカーは熾烈な営業上の争いと、時間・コストをかけています。いい場所(棚の両端や入口付近)をもらうためには、商品を置いてもらうのに家賃が発生していることもあります。
そうしてセルフで売る業態は、売上を上げるために上記のような陳列の工夫や、POPを作っているのです。まさに陳列、POPも生きるか死ぬかの真剣勝負。そういった職種の方の努力で、ドラッグストア、スーパー、百貨店などの販売店で私たちは、その商品に出会えているわけです。
美容室の商品陳列・POPはどうでしょうか?お客様が見やすい陳列、知りたい情報をすぐ知れる、ひと目でわかりやすい、季節ごとの提案など工夫をしているでしょうか?
セルフの商売と比べると、まだまだ工夫・改善の余地がありそうです。普段の買い物で、そういう視点で商品陳列を見てみると、参考になるものがたくさんあります。
どんどん真似してパクっていきましょう。
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