サロン内で報連相できていますか?

成績の良いサロン、成長を続けるサロンは、スタッフ間のコミュニケーションが良くとれています。チームでの仕事の基本、報連相(報告・連絡・相談)から見直してみませんか?

■ サロンのコミュニケーションよくある風景
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店長あてに伝言を頼んだのに伝わっていない、メールを送ったのに返事がない、頼んだ仕事についてその後どうなったかわからない・・・。このような事で、ストレス感じることがありませんか?何度も同じことを伝える、面倒で雑になる、伝わり方が違う、ミスが出る・・・客観的にムダと思える行動を気づけば多くしています。
または、オーナーがすべて決定するため、絶対王政、コミュニケーションが一方通行のサロンもよくあります。オーナーからの伝達はあって、スタッフからの報連相が皆無。これもまた困ります。
実は、私たちのようにサロンに出入りするメーカーやディーラーの営業マンは、ほぼ100%、オーナーとスタッフ間やスタッフ間同士の仲の良さ・コミュニケーションの関係=人間関係をわかっています。
オーナーに対しての伝言が正確に伝わっている、依頼した提出物が期日前にもらえる、メールに対して返事が早いなど、サロンによってかなり差が出ます。
お客様であるサロンに伝えませんが、このサロンが伸びるのかどうか、上記のようなことから肌感覚で営業マンは全員わかっており、ほぼ正確です。
これはもっと言えば、サロンに来店頂くお客様も同様です。サービス業で滞在時間が長い美容室では、スタッフ間のコミュニケーションの悪さ、雰囲気の悪さをお客様に隠せません。
■ 報連相の見直しからはじめよう!
ホウレンソウは、よく「仕事の動脈」「組織の血液」に喩えられます。
私達の体は、新鮮な血液が体中に循環しないと、大病を患うことになります。ホウレンソウは、その血液に喩えられるほど、とても重要だということです。ホウレンソウがなくなってしまったサロンは死んでしまいます。
ただし、ビジネスマナーを無視したホウレンソウは、相手に正しく伝わらないことがあります。報告も連絡も相談も、ただ伝えるだけでなく、相手に配慮し、相手にとってわかりやすく伝えられるよう訓練が必要です。

分類 説明 ポイント
報告 上司から指示・命令をうけたことに関して、その遂行の状況・結果を述べること ・結論を先に言う
・個人の感覚・感想ではなく、事実を伝える
・できるだけ数値化する
連絡 関与者に必要な情報や有効な情報を自らの意志で知らせること ・定期的に行う
・連絡する相手、関係者にもれがないように連絡する
相談 解決したいテーマについて上司や先輩・同僚の意見を求めること ・ひとりで悩まず早めに相談する
・相談内容を明確にし、自分なりの答えをもって相談する


サロン内の報告書を見直そう
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コミュニケーション・人間関係は永遠の課題ですが、まずサロン内での報告書の見直しからはじめてみませんか?以下のような報告書がありません?
(営業系の報告書)月報  週報  日報  日計集計表  新規詳細  年間計画表  クレーム報告書  など
(総務系の報告書) 勤怠管理  有給休暇取得届  通勤経路図  交通費精算  など
特に営業系報告書については、目的があります。それは、
「P」-「D」-「C」-「A」サイクルを基本に行動する中で、自分自身の行動を振り返り(リフレクティブ)次の行動につなげる為。目標と実績のGAPを確認 ⇒ GAPの要因を探る ⇒ 対策を立てる ⇒ 行動計画を立てる ⇒ 行動する
結果、自分または店舗の目標をより早く達成するためのツール(道具)であるはずです。
しかし、報告のための報告になってしまうと・・・「報告出せと言われるから出している」とか「とりあえず怒られない内容を書こう」などとなってしまい、本来の目的になりません。
報告内容に進歩がない、同じ言葉が繰りかえられている。場合は要注意です。すでに本来の目的を失っている報告書です。
目的を少し意識し、少し工夫するだけで劇的に報告内容が変わります。すぐできる、ここから見直ししてみましょう。結果が変わってきます。
コミュニケーション改善は、また別で書きます。