「グローバル化」がすすむと、逆に「ローカル化」もする。中小の美容室の戦い方のヒントが。 |
■ キリンビールが47都道府県、「ご当地ビール」
キリンビールが5月から47都道府県ビールを発売します。地域ごとに地元の著名人や飲食関係者に集まってもらい、どんな味にするか一つ一つ決めています。たとえば
東京づくり・・・フルーティな香りのポップを使いすっきりとした都会的な味わい(都会的ってどんな味!?)
仙台づくり・・・宮城県産のコメのデンプンをつかったビール
年初計画で120万ケースを生産する計画ですが、引き合いが強いため、大幅に増やす予定とのこと。すでに5・6月は販売目標の2倍の受注があるそうです。
■ グローバル化の戦いの真っ最中
国内市場が縮小する中、ビール各社は苦戦。アサヒは欧州で、サントリーはアメリカで、キリンはアジアで、過去にない規模で大型の企業買収を行っています。
グローバル化で、「一番搾り」や「スーパードライ」など、日本人に馴染みのビールが、すでに世界中で売られており、そのシェア争いを激しくしているのです。
そんな中で、飽和した国内は、よりローカル化の流れが目立ちます。キリンにかぎらず、「地ビール」が好調で、観光地には必ずといっていいほど、ご当地ビールがあります。
このようなローカル化の現象は、ビールだけではありません。物産展、ゆるキャラブーム、B級グルメ。ちょっと気にするとたくさん目に入ってきます。
全国どこにいっても同じようなチェーン店があるからこそ、“そこにしかないもの”の価値がますます高まっているのだと考えます。
■ 小さな美容室は“差別化”
他の業界ほどではありませんが、美容業界も大手の出店がすすみ、駅前やショッピングセンターなど、必ず見かける美容室がありますよね。
そのような大手サロンで、何が流行っていて、どんなMENUで、どのようなキャンペーンでやっているのか気になり、僕もいつも見てしまいます。(怪しい目で見られます)
しかし、お客様は、“そこにしかないもの”を、より求めていきます。中小の美容室は、小さいことを強みにし、大手サロンの真似ではなく、違う価値を積極的に作っていくべきです。個性あるスタッフ教育と差別化戦略がキーだと考えます。
冷静にみていると、大手も人不足で、しかし新規客もほしいので、値引きで無理に集客し、結果お客様が待たされる、雑に扱われる、説明不足、技術ミスがたくさん出ていると思います。
チャンスです!
だからこそ、レボルでは、固定客を大事にする、時間を守る、前処理・後処理を大切にする、接客レベルを高めることで、お客様に選ばれる“ここにしかないもの”をさらに磨いていきたいと思います。