担当 / 代表取締役 平井 伸幸
美容室プレスト川口店は2020年3月1日にリニューアルオープンしました。 お客様に生涯通っていただけるお店にしたく、店内をバリアフリー設計にしました。 また同時に美容師のスタッフが「福祉理美容師」の資格を取得。ご高齢の方や障害のある方でも安心してお越しいただける美容室を目指します。 |
■バリアフリーにリニューアル
プレスト川口店には、70代・80代・90代のお客様も多くご来店頂いております。車椅子のお客様もいらっしゃいますし、近くの介護施設からお越しいただいている方もいます。
高齢化社会をみすえ、ご来店いただいているお客様に、「生涯通える美容室」になれるよう、リニューアルいたしました。
リニューアルのポイントは以下の5つです。
- 段差のないフルフラットの店内
- 広めの通路
- 車椅子のまま施術できるセット面
- 車椅子で入れるトイレ
- バックシャンプー
2025年には、4人に1人が後期高齢者(75歳以上)になると言われています。美容業界では、訪問美容、施設美容に取り組む会社も増えてきましたが、まだ対応が遅れているのではと思います。
足腰に不安を持つお客様から、「このお店気に入っているけど、いつまで通えるかしら・・・」というお声を頂きます。「ずっと安心してお越しください、生涯通っていつまでも綺麗でいて下さい」と言える美容室になっていきたいと思います。
■福祉理美容師の資格取得
加えて、今回店長はじめ美容師のスタッフが「福祉理美容師」の資格取得をしました。
福祉理美容師とは・・
NPO法人日本理美容福祉協会が証明する認定資格です。
これまでの理美容師の経験・知識・技能に加え、ご高齢の方や身体の不自由な方などへの正しい介助知識を身につけたスペシャリストです。理容師・美容師が、介護福祉の基本知識をも兼ね備えることで、高齢化社会を担う認定資格あり、これからますます受講者が増える分野です。
訪問美容の分野は、まだ会社としてはサービスできませんが、せめてお店にお越しのお客様に対しては、できることを準備してやっていきたいと思います。
資格取得をしたスタッフからは、
・高齢のお客様にとって、どのようなことが不便かわかった
・体の負担やそのサポートの仕方がわかった
・シャンプーの時の注意点、姿勢のポイントがわかった
・車椅子のお客様に注意すべき点、サービスすべきことがわかった
・介助の基礎的な知識が身についた
という声がありました。
これをきっかけに、店内サービス、接客を全般的に見直していきたいと思います。
■健康寿命を伸ばし社会貢献・地域貢献したい
2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。2016年において、この差は男性8.84年、女性12.35年です。
女性は平均寿命が87歳。ですから、75歳からの12年は、「健康ではない期間」であることに驚きます。
女性がいつまでも綺麗でいることは、活力源・行動力につながり、しいては健康寿命を伸ばすことにつながるのではないかと考えます。
自分の担当しているお客様が、「いくつになっても通ってもらえる」、(言い方少し悪いですが)「人生の最後まで担当させてもらう」というのは、美容師の仕事の本質的な・根本的なやりがいになります。
おおげさですが、自分たちができることから、「地域で求められる美容室」になれるよう努力していきたいと思います。
想いを共感いただける方は、ぜひ美容室プレスト川口店にご見学にお越しください!