他業界と同様に、美容室も60歳以上のオーナーが多くなっています。オーナー業を「ハッピーリタイア」するためには、早めに方向性の決断と余裕のある準備が重要です。 |
■ レボルへの相談
美容室オーナーから、「店を買ってほしい」というご相談があります。たとえば、オーナーが60代後半で、娘がいるが美容師ではない、ワンマンでやってきたがオーナーのパワーダウンによりスタッフが言うことを聞かなくなってきて、売上が下がる一方。スタッフ同士も仲が悪く離職も多い。といったサロン様から、買ってもらえないかと相談がありました。都内のいい立地で、地元では有名な老舗サロンです。
まだオーナー様に気力・体力があれば、レボルシステムを導入してもらい、経営改善のお手伝いをします。それにより売上が1.5倍、2倍を目指します。
ただ60代・70代オーナーで、もうやめたいという場合は、それも難しいのでM&Aの可能性を考えます。事実、現在の直営店舗のうち4店舗はM&Aで引き受けた店舗です。ただM&Aが成立するのは10%程度が現実ではないでしょうか。なかなか難しそうです。
一方でお取引頂いている美容室様で、オーナー業をハッピーリタイアし、経済的にも、精神的にも悠々している社長様もたくさんいます。
・お年で引退し、今までの儲けでマンションの家賃収入で暮らしているオーナー
・スタッフに店を売り、家賃収入をもらい趣味の釣りに毎日いっているオーナー
・夫婦2人サロンで安定した売上を保ちながら週休3日のサロンワークをしているオーナー
イキイキしすぎてとても70代に見えない、オーナー様も・・・。大変な苦労をしてオーナー業をしていくわけですから、最後までハッピーで終われるようにしたいものです。
■ 事業継承が難しい
ほとんどの中小美容室はワンマン経営です。これは当たり前で、もともと美容師として能力の高い方が、独立するわけで、ワンマンでなければ会社は大きくなりません。技術者で現場にずっといる上、さらにワンマン経営だからこそ、事業継承が難しいのが実態です。
中小の美容室の場合、廃業する(清算する)場合が多いですが、お客様もスタッフもいるのであれば継承が望ましいですよね。もし会社を譲るとしたら3つの選択があります。
①息子など親族に相続させる
②社内の優秀な社員に買ってもらう
③社外の第三者に買ってもらう
■ 事業継承がうまくいっているサロンのポイント
①オーナーが元気でスタッフの統率がきくうちから、後継者をはやめに決めている
②オーナーのワンマン体制ではなく、組織や仕組みで売上が安定している
③後継者をいきなり代表にするのではなく、3年程度役員などで実務をさせている
④その間にスタッフとの信頼関係を築かせる、また取引先や金融機関などと接点を多くもたせている
⑤後継者が経営について勉強熱心であり、自社のことを熟知している
時間があればあるほど、事業継承はうまくできます。
レボルは仕組みで売上を上げますので、他のどの美容室経営手法より事業継承がしやすいと思います。オーナー様のハッピーリタイアをお手伝いしていきたいと思います。