第26回レボルワインディングコンテスト本選が6月14日無事終了しました。 ご参加頂いたみなさまありがとうございました。 これを期にパーマを見なおしてみましょう。 |
■ ワインディングコンテスト
今年は「5分巻き」部門にジュニア、シニアに加え「スクール部門」を新設しました。
また「フォトコンテスト」もテスト的にはじめました。
今後も新たな取り組みも加え来年27回目を企画していきたいと思います。
「なぜこのコンテストを始めたか」というと、3月・4月に入社した新人が、5月頃辞めたい病が当時から多くありました。
これを解決するため、タイミング的に良い6月という時期を選びスタート致しました。
スタッフの時間の意識を高め、ワインディングの精度を上げることに役立ちました。
しかしその後「5分巻だけでは現場に即していない」との声が上がり、13年目からバイアスロン部門(全頭巻き)を始めました。
当時もワインディングを軽視している弊社スタッフから「なぜ難しい事ばかりさせるのか」とかなり抵抗もありました。
しかしスタッフの成長を考え、強行スタート。
昨年からはペアワインド部門も加え現在に至ります。
派手さはありませんが、大事にしているのが
・スタッフの成長につながること
・現場で即使える内容であること
・日頃から修練した技術の発表の場であること
です。
現場に即した内容のため、コンテストが近づくとパーマへの意識が
自然と高まり、パーマ比率が上がっていくのも面白いです。
■ パーマ比率を上げるのではなく、パーマ提案率を上げてみよう
パーマ比率を意識することは大切です。
しかし数字にこだわりすぎると必要ないパーマを無理やりすすめてしまうことにもなり危険です。
それよりも、パーマ提案率を意識しましょう。
実際に自分のお客様をキレイにしようと思った場合、半分以上のお客様はパーマがあった方がよいのではないでしょうか?
そんなにいない、と思ったとしても
・トップのボリューム
・毛先の動き
・髪のクセ、質感
・毎朝のセット
を考えるとパーマを必要とする人は、リアルに半分以上はいるはずです。
いや、8割近くいるのではないでしょうか。
お客様の金銭的制限や時間的制限があるかもしれません。
しかしパーマ提案率100%は達成できるのではないかと思います。
それが結果パーマ比率UPにつながります。
それで、問題になるのが
①そもそも、自分自身がパーマが好きか
②お客様の要望を満たすパーマがイメージできるか
③イメージできたパーマを実現する技術があるか
パーマ比率が高いスタッフをみていると、①~③をもっています。
どのお客様もパーマをしてキレイにしたいと思っています。振り返ってみてください、パーマ提案ができないのは、①~③どこが問題なのでしょうか?
それによって対策が変わってきますよね。
■ パーマ技術は一生もの
業界全体としてパーマ比率が下がっています。
もちろんトレンドの影響がありますが、それよりむしろ美容師側が、失敗したくない、面倒、カッコ悪いなどパーマ離れしているのではないでしょうか?
深刻なのは、トレンドはまたやってくるかもしれませんが、一度失ってしまった技術は、そう簡単に戻りません。
すでにワインディングができない美容師がどんどん増えていっているのが現状です。
ただこれは、チャンスです!パーマが得意な美容師は、お客様から「あなたにやってほしい」と間違いなく”指名”されます。
パーマだけは件数は減っても、値崩れしていません。
10年後も20年後も、勝ち残る美容師になるためパーマは大きな武器になるはずです。
ワインディングコンテストは基礎的なワインディング技術のコンテストです。
しかしこの基礎技術を磨き、お客様にキレイに、早く、正確にイメージしたパーマスタイルが提供できる美容師になってもらいたいと思い続けていきます。