美容室のM&A ファンドの参入

担当 / 取締役 副社長 平井 伸幸

美容業界にもファンドがM&A介入。ますます大手の出店がスピードアップしてきます。
淘汰がすすむ中、中小規模サロンは、明確な戦略の絞り込みがなければ、間違いなく勝てません。

 
■ 美容業界の異変
昨年から今年にかけて、美容業界に大きなニュースが舞い込んで来ました。
(1)2018年3月 Aguグループ 270店舗
香港系投資ファンドの「CLSAキャピタルパートナーズ」が約100億円で買収
 
(2)2018年1月 レイフィールド 55店舗
投資ファンドの「日本産業推進機構」が数十億円で買収
 
(3)2017年6月 ヘッドライト 100店舗
「日本協創投資」が地方銀行などとファンドを組んで投資
 

 
詳しくは以下
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<日経新聞より>
香港系投資ファンドのCLSAキャピタルパートナーズは美容室大手のAguグループ(東京・港、市瀬一浩社長)を約100億円で買収する。積極的な出店で収益を拡大し、3~5年後の上場をめざす。同グループは安価なサービスとインターネットを通じた集客に強みを持つ。美容室市場は人口減少で長期的に縮小する見込みだが、独自戦略で成長余地は高いと判断した。
 
Aguグループ傘下の2社を特定目的会社(SPC)を通じて株式の過半を取得する。3月下旬の買収完了を見込む。CLSAは買収後に複数の取締役を派遣し、人材の確保や店舗運営の効率化に取り組む。
 
店舗数はフランチャイズ店も含めて約270店とこの1年間で約100店増えた。買収後も積極的な出店を進め、売上高の拡大をめざす。Aguグループの店舗売上高は17年10月期で約80億円。18年10月期は売上高で約100億円、店舗数もさらに100店以上増やす計画だ。
 
Aguグループの強みは店舗の立地戦略だ。一般的な路面店ではなく、雑居ビルの2~3階に入居する場合が多い。物件の確保が容易で新規出店がしやすい。賃貸料を抑えて、サービス料金を安価にできるメリットもある。口コミサイトを通じて来店する若い女性を主要な顧客にしている。
 
美容業界は投資ファンドによる買収が相次いでいる。日本協創投資(東京・千代田)などは17年6月に関東を地盤に100店強を展開するヘッドライト(東京・中央)を、日本産業推進機構(東京・港)は東海のレイフィールド(岐阜市)を買収した。美容業界は近年、安価で手軽なサービスを提供する新興勢力が台頭し、投資ファンドが強い関心を寄せている。
 
レイフィールドの記事
http://ma-times.jp/56655.html
 
Aguの記事
http://ma-times.jp/57563.html
 
ヘッドライトの記事
http://ribiyo-news.jp/?p=20767
 
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■ 自分のサロンの強みの強化を!
このニュースは以下の点で驚きました
・ファンドが仕掛けている
・海外ファンドが日本国内を狙っている
・地域で有名な大手サロンが買収をうけている

 
ファンドが投資する、買収するという事は、会社の価値の拡大をしていくという事です。多くの場合上場を目指す事になると思います。
資金・マネジメントノウハウ・情報・人材が入り、さらに出店スピードが増すことは間違いありません。
 
戦略やターゲットなどが似てくる中規模サロン、または新規・フリー中心のサロンは、厳しい戦いになると思います。
 
大手参入があっても、地元地域の固定客を十分に取り込めていれば、心配ありません。
レボルシステムの10個の指標、および固定客フローに磨きをかけて、ライバルに負けない、地域オンリーワンサロンをつくっていきましょう。
そのために、レボルはお取引サロン様に最大限のお手伝いをさせて頂きたいと思います。

 
<はじめてのサロンオーナー様へ>
レボルでは創業時より、サロン様に独自の経営手法(レボルシステム)をお伝えし、直営店でも実践してきました。レボルを導入した成果に、全国のお取引サロン様でお喜びの事を多く頂いております。
 
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