美容室のミーティングのポイント

担当 / 営業部  MGR  佐藤 雅也

美容室のミーティングは、いかにスタッフに動機づけするかが重要です。
ミーティングでのポイントを整理してみましょう。
■美容室のミーティングはどのようにしていますか?
だいたい、オーナーや店長から伝えたい内容があり、それを伝え、あとは気になる点や共有したいことを伝えて終わる、といったミーティングが多いと思います。
決してこの方法が悪いわけではありませんが、このミーティングが何を目的としているのか、ここが抜けてしまうと悪いやり方になります。ミーティングは営業時間終了後にやりますから、しっかりと目的をきめてやらないと集中力も低下しているので、「苦痛」でしかなくなり、また、本当に伝えたい事が伝わらないことにもなります。
そうするとせっかく時間をとってやっているのに、マイナスにしかならなく、続けていくことで「負担」になってしまい、離職や売上が下がる、スタッフの関係性悪化につながります。

では、どうするか?
私も多くミーティングに参加させていただいておりますので、そこで気をつけていることを今回は述べたいと思いますし、少しでも参考になれば幸いです。
私が重要視していることは2点あります。
1点目は時間を決めて、伝えること。

理由としては、貴重なお時間をいただいているので、時間を無駄にしてもらいたくないですし、終わりの時間を決めないと集中力が持続しないからです。上記で述べたように、終わりの見えないミーティングに積極的に参加してくことは難しいですが、「今から1時間だけ」となれば、頑張れますし、集中力も持ちます。
ただ、その為には、しっかりとミーティングの計画を立てなければいけませんし、段取り、事前に情報を仕入れる、共有できることは事前にしておくなど、ミーティングを行う側がやらなければならないことはたくさんあります。
また、ミーティングに参加する側も、積極的に参加しないと終わりませんので、全体が積極的に参加するためのスイッチを入れるためにも時間を伝えることが必要だと私は考えております。
2点目はミーティングの目的を伝えることです。

今回のミーティングでは何をするのか、何を目的としているのかを全員が理解することで、ミーティングが変わるからです。
目的が情報の共有であれば、文書化、メール、LINEしたものを読み合わせるとかで十分ですので、そもそもミーティングをする必要もないかもしれません。
せっかく、ミーティングするのであれば、目的は「情報共有してなにをするかを決める」にすると、なにをするかを討論することになりますので、ミーティングをする意味があると思います。さらに、しっかりと討論するためには、情報を踏まえた上で意見をミーティングに持って参加すると、より効率のいい討論ができます。だから、事前に情報は共有しておかなければならない、事前にまとめておく、という行動につながります。共有する時間をミーティングから省ければ、討論にかける時間も増えますので、さらに高品質なミーティングが出来ると思います。
この2点をするだけでという話ではなくなりましたが、2点を決めることで事前にやることがどんどん出来てきます。ミーティングの良し悪しは「事前にどれだけ準備するか」です。
しっかりと準備が出来れば、よい内容になりますので、みんなミーティングをする意味を感じてくれて、継続していきますし、積極的に参加してくれます。
事前準備を見直すことで変わりますので、ぜひ、お試しください。