美容室の店長、オーナーに必要な9つの能力

担当 / ブランド開発本部 MGR 佐々木 誠

美容室は店長やオーナーによって、大きく成果が変わってきます。スタッフをまとめていくために必要なリーダーシップを考えます。

 
■リーダーシップを発揮する為に必要なことは?
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皆さんのサロンで1人以上のスタッフがいる場合は頭の片隅に置いておいて下さい。
オーナーや店長の仕事で「マネジメント」は重要なものの一つです。
スタッフにインスピレーションを与え続け、異質な能力の人々の集まりを束ね、目的を達成させることが役割です。
 
まあ、簡単に言うと「リーダーシップを発揮してください」ということです。
「大丈夫、ちゃんとリーダーシップ発揮してますよ!」という声も聞こえてきそうですが、確かにリーダーシップを発揮してスタッフの方たちが迷うことなく成果に向けて力を出しているサロンもあるとは思います。
しかし、なかなか思う様にスタッフを纏められず前に進めていないお店も多いのではないでしょうか?
 
そもそもリーダーシップを発揮するにはどうしたら良いのか?
「自分が1番売上が作れる!」「ビシッと指示を出して多少強引でもやらせることが出来る!」「何でもスタッフの困りごとや相談を受けられる!」などなど。
すべて正しいような、そうじゃないような...
 
実はリーダーシップを発揮する為には3つの要件が必要です。
①    基準・規範
②    タスク(目標)の求心性
③    フォロワーの存在
 
少し説明すると①は行動する上でのルールを明確にする必要があるということです。
何をやることが正しく、何をすると間違いなのかをハッキリさせる判断基準が大切です。
 
②は達成しなければいけない目標があることで気持ちが纏まりやすいということです。
裏を返すと目標が無ければスタッフを迷わせるという事。
 
そして実は一番重要とも言えるのが③のフォロワー。
目標達成に向け働きかけるのがリーダーシップであるとすれば、それを受け入れ実行することがフォロワーシップであり、フォロワーがいなければリーダーシップは有り得ないのです。
 
■フォロワーをつくるには
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フォロワーつくりをしっかり行っているオーナーや店長がいるサロンはスタッフが自発的に行動し、活き活きと楽しみながら仕事をしています。
今一度見直してみる良い機会かと思います。
 
それではフォロワーが出来るリーダーになる為には何が必要なのかを説明します。
1.リーダーとしての自覚
すべての課題・問題から逃げずに対応しようという自覚がある。
2.判断力
多種多様な問題を検討し、ぶれずに主体的に最善の判断をし決断ができる。
3.課題発見能力
組織の課題を自ら認識し、達成すべき目標が立てられる。
4.計画立案能力
目標達成のための手段を選択でき、計画が立てられる。
5.目標管理能力
刻々と変化する環境の下、計画や手段を修正しながらねばり強く達成への努力
が続けられる。
6.リスク発見・対応力
冷静に何がリスクか認識でき、回避行動が取れる。
7.顧客満足能力
顧客など組織外の利害関係者の期待に応えることができる。
8.調整力・交渉力
組織内外の利害関係者に対して交渉・調整できる。
9.組織運営能力
組織メンバーとコミュニケーションを取りながら動き、部下の能力を結集できる。
 
この9つの能力が必要と言われています。
改めて整理してみるとどれも大切なものです。
 
先ずはオーナーや店長の皆さんが自らを振り返り、出来ていること・出来ていないことをはっきりさせ、一つひとつクリアしていくことで確実にスタッフの反応が変わってきます。
一美容師であれば技術の習熟度を上げていくことに専念すれば良いですが、オーナー・店長はそうはいきません。
安定した黒字経営を考えるならば避けては通れない部分であるのも事実です。
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