「美容室の接客の注意点・ポイント」美容師は接客のスペシャリスト

担当 / ブランド開発部 MGR  佐々木誠

美容師の仕事と言えば基本的に技術がメインではありますが、今回は接客に少し注目してみたいと思います。

 
■接客時間は他業種と比べても多い美容師の仕事
そもそも『接客』とはどのようなものかわかっているようで少し曖昧でもあったりしますよね?
整理してみると接客とはお客様が持っている要望や悩みを受け止めて、それに応じた対応を行う“受け”の行動を表します。

その際、ポイントとなるのが「笑顔」「礼儀」「所作」「マナー」などお客様をもてなすことが重要であり、如何にお客様に気持ち良くなって頂くかということです。
 
よく混同しがちなのが『接客=販売』ですが、似て非なるものです。
勿論、ビジネスですのでメニューや商品を購入してもらうことがお店にとって最終的に必要な事であるのは事実です。
 
しかし、接客に対し販売は“攻め”の行動になります。
皆さんも経験があるかと思いますが、所謂「押し売り」は接客が不足していることによる結果が多分にあります。
 
だからこそ最初に述べた如何にお客様に気持ち良くなって頂くかが販売に繋がる一番の近道なのです。
「またこのお店に来たいな」「またこの商品買いたいな」と思って頂くにはこの接客力を高めていくことが大切です。

この接客力とは云わば『傾聴力』とも言えます。
如何に“聞く”ことが出来るか?これがきちんと出来ることで要望や悩みが徐々に表出し、その解決方法をお伝えすることが出来ます。
解決されたことで生まれるのが「信頼」です。
これを勝ち取ったお店にはたくさんのお客様がいらっしゃいます。
ここで間違ってはいけないのが、お話を聞くのが雑談や世間話だけになってしまうと思っている結果に結びつかないということです。
唐突に要望や悩みを聞き出すことは出来ませんので雑談や世間話の中に自然と要望や悩みを聞き出すことが必要なのです。
 
但し、それにはある程度時間が必要です。
ですが、美容室は他業種と比べてもお客様の滞在時間は長いことで知られています。
これをきちんと理解して時間を有効に活用出来れば十分にお客様を理解し、適切な対応が他の接客業より出来るのです。
 
■接客力はチーム力
今自分のお店の接客はどうでしょうか?
個人任せの接客になってはいないでしょうか?
大切なのはお店として全員が同じスタンスでお客様に対して接することです。
 
その為には定期的に自分たちのやっていることを見直しより良く改善することが必要なのです。
自分がお客様の立場になって考えることで改善ポイントはいくらでも出てきます。
それをミーティングで全員で話し合うことから始めてみては如何でしょうか?

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